ITエンジニアの種類一覧|平均年収・必要なスキル・関連資格まとめ

「システムエンジニア」や「ネットワークエンジニア」のように、ITエンジニアの中にも、複数の種類があります。複雑なことに、企業によっても定義にばらつきがあるため、エンジニアが転職を考え企業の募集要項を見た際に、「どんな仕事をするのか」「必要なスキルは何か」ということが、わかりづらいことが有ります。

本記事では、ITエンジニアの種類を一覧としてまとめました。仕事をする上で関係してくる資格もあわせて紹介していますので、転職時の参考にしてみてください。

今回紹介するエンジニアは次の種類です。企業によって定義が異なるため、転職の際には、現場の方や人事の方に業務内容を伺うようにしましょう。

  1. システムエンジニア
  2. プログラマ
  3. ネットワークエンジニア
  4. データベースエンジニア
  5. サーバエンジニア
  6. Webエンジニア
  7. マークアップ/フロントエンジニア
  8. 制御・組み込みエンジニア
  9. テストエンジニア
  10. セールスエンジニア
  11. 社内SE
  12. サービスエンジニア
  13. プロジェクトマネージャ

システムエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:システムエンジニアはシステム開発を総括する立場の人のことを指します。システム開発における行程は大きく分けて設計→開発→テストと進んでいきますが、そうした作業を滞りなく行えるようにすることが仕事です。主だった仕事内容はシステムをどのように開発するかを決めることになります。

例えば、クライアントがこうしてほしい、ああしてほしいと要望を出してきた際に、それをどのように実現するかを一番に考えて、クライアントの納得するシステムにするための設計書を作り、プログラマに伝達します。ここで必要なのがオールラウンドなソーシャルスキルです。対話能力はもちろんのこと、設計書をしっかりと理解させるための高い文章力も求められます。

また、それだけではなく、開発に必要な技術もないといけません。というのも、それを理解できていないと設計書を作成することができないからです。広い専門性とソーシャルスキルを持った万能型の人間に合っているといえるでしょう。

  • 平均年収:500万円
  • 必要なスキル:ソーシャルスキル・IT知識(プラグラミング言語など)・文章力・業務分析力
  • 関連資格:情報処理技術者資格・オラクルマスター・Linux技術者認定

プログラマの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:プログラマの仕事内容はSEが作成した設計書を元にして実際にシステムを組み込んでいきます。いわば、工事の現場作業員です。そのため、プログラミングにおける誰よりも高い専門性を求められることになります。

また、自分の得意な言語について把握し、それを生かしていく必要がありますし、日々進化するプラグラミング言語においていかれないように勉強を続ける必要もあります。

しかし、設計書に対してどのようにそれを実装するのかはプログラマの腕によるところも大きく、自分の実力を常に試すことができるやりがいのある職業であるともいえます。プログラマの実力差は非常に大きく、当然、優秀であれば優秀であるほど重宝され、キャリアアップをすることができます。

では、プログラマにとって優秀であるというのはどんな人でしょうか。まず、プログラマはいかに効率よくシステムを構築できるかどうかで腕の違いが現れます。いわゆる柔らかい頭を持っている人です。中には怠け者の方が合っている言われることもあり、それはシンプルで革新的なプログラムを書けるということに起因するものです。

また、一つの作業を集中してできる人もプログラマに向いています。業務時間の大半をプログラミングを作ることに使うわけですから、途中で他のことに目移りしてしまうような人には向いていないのです。

  • 平均年収:400万円
  • 必要なスキル:アプリケーション、Web、制御・組み込みに関するプログラミング言語(全てが必要というわけではなく開発現場によって異なる)
  • 関連資格:基本情報技術者資格・応用情報技術者資格・使用プラグラミング言語に関する資格(C言語プログラミング能力認定試験など)

ネットワークエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:ネットワークエンジニアはその名の通りネットワークを開発する人のことを指します。具体的な仕事内容はネットワークの設計や構築、運用、保守などが挙げられます。元々はSEをやっていたという人が専門的にコンピューターネットワークを取り扱ってネットワークエンジニアになるというケースも多くあります。ネットワークにおけるデータ通信には数多くの技術を必要としており、こうしたネットワークエンジニアは専門的な知識を必要とします。

例えばDNSやファイウォールに関する知識などです。ネットワークエンジニアに向いている人は一概には言えませんが、日々変わっていくネットワークに対応することができるフレキシブルな人材が向いているといえるでしょう。

  • 平均年収:600万円
  • 必要なスキル:ネットワークを構成する諸々の知識(サーバ、メール、ルーティング・スイッチングなど)
  • 関連資格:Cisco技術者認定資格・ネットワークスペシャルスト試験

データベースエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:データベースエンジニアの仕事内容はデータベースの開発や設計、または構築・運用を行います。データベースとは必要なときに必要なだけのデータを引き出すために用いられるもので、様々なコンピューターシステムにおいて重要な存在となっています。

データベースエンジニアになるためにはデータベースに関する深い知識を持つだけではなく、そのデータベースが経営や商品販売にどのように活用できるのかをクライアントと共に考えていける地頭が必要になってきます。

  • 平均年収:500万円
  • 必要なスキル:データベースに関する諸々の知識
  • 関連資格:データベーススペシャリスト・ORACLE MASTER

サーバエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:サーバエンジニアはサーバシステムの設計や構築、または運用などを行う職種です。一般的にはネットワークエンジニアやデータベースエンジニアと同じくSEの一種であるといわれています。サーバとはコンピュータにおけるリクエストに答えるために存在しており、分散コンピューティングシステムの一つとして開発されました。

例えば、あるデータを見たいというリクエストに対して、そのデータを保管されている場所から見せることができます。サーバエンジニアはこうしたサーバに関する専門知識を有し、それを活用する業務を行っていきます。

具体的な仕事内容には障害対応やセキュリティ対策、冗長構成に関する業務が挙げられます。サーバエンジニアになりたいという人はサーバに関する知識をつけ、経験を積んでいきましょう。

  • 平均年収:500万円
  • 必要なスキル:OS・グループウェア・ネットワークセキュリティに関する知識
  • 関連資格:Linux技術者認定資格・Cisco技術者認定資格・マイクロソフト認定プロフェッショナル

Webエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:WebエンジニアはSEの一形態で、仕事内容はWebシステムの設計や開発、または運用・保守を行います。ウェブシステムにも様々なものがありますが、例えば、ECサイトの設計をしたりするのはこのWebエンジニアです。

しかし、サイトデザインを行うわけではなく、会計処理などのWebサイトの裏で動くシステム全般の開発を主にやっているという特徴があります。

  • 平均年収:500万円
  • 必要なスキル:Web関連のプログラミング言語の知識・ネットワーク、セキュリティに関する知識
  • 関連資格;特になし(実務経験と実力がものをいう)

マークアップ / フロントエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:マークアップエンジニアはHTMLやCSSを使って、Webサイトの動きやデザインを取り扱う職種です。別名、コーダーとも呼ばれています。マークアップエンジニアに比べてフロントエンドエンジニアは扱うプログラミング言語の範囲が広いことが特徴です。

例えば、PHP、JavaScriptなどの言語を扱う必要があります。どちらの職種も高いデザインセンスが必要となってきます。一般的にはマークアップエンジニアの方が職に就くことは容易です。というのも、フロントエンジニアに比べて扱う言語の数が少なく、作業量が多くないからです。

ですが、フロントエンジニアの需要は拡大しているため、キャリアアップしたいのであれば、マークアップエンジニアからフロントエンジニアを目指すことになるでしょう。

マークアップ/フロントエンジニアに向いている人はずばりデザインセンスのある人です。Webサイトの構築には思った以上にデザイン力が必要になるのはご存じでしょうか。

例えば、サイトの文字の色やボタンの形一つで集客率は大きく変わってしまいますし、少しでもズレがあれば見る者に不快な気持ちをさせてしまい、二度とサイトに訪れなくなるということですらあるのです。そのため、確かなデザインセンスが必要となり、マークアップ/フロントエンジニアになる人は美大出身者も数多く存在しています。

  • 平均年収:450万円
  • 必要なスキル:Webデザインに使う各種言語の知識(HTML、CSS、PHP、JavaScriptなど)
  • 関連資格:ウェブデザイン技能検定・マイクロソフト認定ソリューションデベロッパー

制御 / 組み込みエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:制御・組み込みエンジニアは電子機器に組み込むためのシステムを開発する職種です。それらのシステムはファームウェアと呼ばれています。

例えば、家電製品などを制御しているシステムがファームウェアです。IoTの注目により電子機器に組み込むためのシステムは複雑化しており、クライアントの多岐にわたる要望に応えていく必要があるといえ、今後需要が拡大していく職種です。

制御・組み込みエンジニアに向いている人とはシステム開発だけではなく、電子機器、つまりハードウェアに高い関心を持っている人です。よりよい社会をつくるために人間社会に溢れる物に自分のシステムを組み込めるというのは大きなやりがいとなるでしょう。

  • 平均年収:600万円
  • 必要なスキル:制御・組み込みに使うプラグラミング言語の知識(C言語・アセンブリ言語など)
  • 関連資格:エンベデッドシステムスペシャリスト試験

テストエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:テストエンジニアはシステムの品質をテストする職種です。一般的に品質保証部門などと呼ばれることもあります。できあがったシステムが正常に動くかどうか、クライアントが納得する品質をちゃんと有しているかを確認することが仕事内容です。これだけ日常にコンピューターシステムが溶け込んでいる現状で、日々生産される製品も数が多く、テストの需要は高まるばかりです。

そんな中でテストエンジニアというのは今後必要とされる職種であると言われています。テストエンジニアに向いている人は注意深い人です。一つ一つちゃんとシステムが作動するかどうかを確認するわけですから、注意を怠るような人にはテストエンジニアは不向きであるといえます。

  • 平均年収:550万円
  • 必要なスキル:品質管理に関する知識・システムに関する知識・テストに関する知識
  • 関連資格:JSTQB認定テスト技術者

セールスエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:セールスエンジニアはいわゆる営業スタッフのことです。営業職の人間と共に行動し、クライアントに専門的なコンピュータ知識をもって、提案をすることを仕事内容としています。システムというのは非常に複雑なもので、営業畑の人間には理解できないことも沢山あります。

そんな中でセールスエンジニアは商談がうまく進められるように助言から提案までを行わなければなりません。そのため、セールスエンジニアはシステム開発についての知識を豊富に持ってなければいけないばかりか、営業に必要な高度なソーシャルスキルを持つ必要があります。

  • 平均年収:600万円
  • 必要なスキル:システム開発全般の知識・クライアントの希望をくみ取る理解力と提案力・高度なソーシャルスキル
  • 関連資格:特になし(ITエンジニアに関連する資格を持っている人もいる)

社内SEの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:社内SEは自社システムを保守・運用を行う職種のことを指します。システム開発会社の社内システムというのは複雑で、クライアントの対応に追われている他の職種では保守・運用をすることができません。

そこで、こうした社内SEが重宝されるのです。仕事内容は多岐に渡り、社内システムの改善やシステム開発の助手的な立場でアドバイスを行ったり、データベース管理やサーバ管理といったことを行う場合もあります。オールラウンダーであることが求められるのです。

比較的社内相手の仕事であるため、落ち着いて職務を遂行できることがメリットです。社内SEになりたいという人は向上心の強い人というより協調性を重んじる人が向いているので、その点は頭に入れておきましょう。

  • 平均年収:500万円
  • 必要なスキル:社内システムの構築・保守・運用に関する知識・ソーシャルスキル(社内間コミュニケーションが必要)・システム開発に関する知識
  • 関連資格:特になし

サービスエンジニアの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:サービスエンジニアはクライアント先に直接赴き、自社の開発したシステムが正常に作動するように対応することが目的の職種です。いわば外回りの業務であるといえます。具体的には、PC、サーバの設置や保守・運用などが挙げられます。突発的なトラブルにも対応しなければいけないため、サービスエンジニアになりたいという人には行動力と問題解決能力が求められるでしょう。

例えば、システムがうまく作動しないせいで業務が滞っているとなった場合、それが深夜であってもクライアント先に赴き対応することが必要なのです。これは会社によってそういったことをしなくてもよい場合もありますが、場合によってはあるということを頭に入れておいた方がよいでしょう。

また、クライアントを怒らせないたのコミュニケーションスキルも必要となってきます。クライアントは開発してもらったシステムでよりよい成果がでることを期待しています。そのため、システムによって思ったような成果が出なかったり、不具合があった場合、それがクレームとなることもあります。そして、それを直接クレーム対応するのがサービスエンジニアであるということを頭に入れておく必要があります。

  • 平均年収:450万円
  • 必要なスキル:担当システムに関する知識・IT全般の知識・問題解決能力・ソーシャルスキル
  • 関連資格:特になし

ブリッジSEの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:ブリッジSEは海外との外注契約(オフショア開発)を取りつなぐ役割をする職種です。SEの一種ですが、業務は普通のSEに比べるとプラスアルファでやることが多く、特殊であるといえます。

勤務は海外駐在になり、海外で仕事をしたいという人にはうってつけです。もちろん、高い語学力とコミュニケーション能力が必要になりますし、現地の開発チームと本社の開発チームが円滑に業務を進められるように計らう必要があります。そのためには、自分自身の開発経験や豊富なシステム開発の知識をもっていなければなりません。

ブリッジSEになるためには優秀なSEであるだけでなく、海外の人を受け入れる度量の広さが求められます。

  • 平均年収:700万円
  • 必要なスキル:語学力・SEとしての経験や実力・異文化を受け入れる度量・高いソーシャルスキル・マネジメントスキル
  • 関連資格:システム開発における諸々の資格・TOEICなど

プロジェクトマネージャの仕事内容・平均年収・必要なスキル・関連資格

  • 概要と仕事内容:プロジェクトマネージャは開発エンジニアをまとめあげ、プロジェクトを円滑に回す役割を担います。基本的にエンジニアとして経験を積み、実力をつけた人間がなることのできる職種です。

業務内容はマネジメント全般を行います。例えば、プロジェクトの予算や全体の人員管理を行ったり、開発の進捗管理を行ったりします。プロジェクトマネージャになりたいという人には高いソーシャルスキルが求められ、社内で信頼される人間である必要があります。

  • 平均年収:750万円
  • 必要なスキル:マネジメント能力・ソーシャルスキル・システム開発における豊富な知識
  • 関連資格:プロジェクトマネージャ試験

自分のなりたいITエンジニアが何なのか見えてきましたか?

ITエンジニアに関連する職の種類を見てきましたが、自分が就きたい職の種類が何なのかみえてきたでしょうか。ITエンジニアというのは総称であり、内実は非常に多くの種類の仕事があることがわかったことでしょう。これらの種類の仕事はシステム開発に必要不可欠だからこそ分化してきたもので、包括的につながってはいるものの、専門領域は全く異なります。

もしこれから、ITエンジニアを目指したいということであれば、どの種類の職に就きたいのかをしっかりと考えて、今のうちから知識や経験を積んでいくことをおすすめします。また、これらのITエンジニアの種類分けは会社によって呼び方が違う場合もありますので、その都度確認を怠らないようにしましょう。せっかく応募して面接までこぎつけたのに自分が思い浮かべていた仕事と違うなんて事態にならないようにすることが必要です。

また、ITエンジニアの種類は日々増えていっています。そうした新しい種類の職に就ける可能性もあるので、情報収集はこまめに行いましょう。そうすることで、自分の思っていなかった種類のエンジニアになれる可能性があります。

ITエンジニアは世界を変えることのできる職業である

最後にITエンジニアは世界を変えることのできる職業です。というのも、コンピューターシステムというのは現代の人間の生活を劇的に変えていっています。

そのスピードはすさまじく、リアルタイムで繰り広げられている開発競争は熾烈を極めているのです。初めてコンピューターシステムが作られたのが19世紀の中頃、単純な計算機だった時代からありとあらゆることがコンピューターシステムによってできるようになりました。それは多くのITエンジニアが死力を作った結果であるといえます。

そんな現代の激しい開発競争下で自分の頭一つでコンピューターシステムの世界に参入し、自分の作ったシステムが世界を変えてしまうかもしれないと考えると、一般的にみてもやりがいを感じられることではないでしょうか。

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