基本情報技術者試験に合格するために必要な勉強時間は?

基本情報技術者試験に合格するために必要な時間は?

基本情報技術者試験はIT関係の資格の中でも最もポピュラーな資格のひとつです。受験者には「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」を想定しています。

経済産業省が認定する国家資格であり、基本情報技術者試験に合格することは、プログラマーやシステムエンジニアを目指すための登竜門とも言われています。

基本情報技術者試験はプロのITエンジニアでも受験するほど由緒ある資格です。しかしIPA(情報処理推進機構)が公開しているデータによると、基本情報技術者試験の合格者の年齢は24歳~25歳が多く、他のIT系国家試験に比べると合格者の平均年齢が低くなっています。

実はIT系国家資格には「スキルレベル」という難易度の指標があり、基本情報技術者試験はスキルレベル2に設定されています。スキルレベルの段階は1~4まであり、基本情報技術者試験の難易度は下から2番目ということになります。そのため基本情報技術者試験は他のIT系国家資格より比較的容易に取得することが可能で、IT系企業での就職を目指す大学生や専門学生の受験生が多くなるのです。

つまり基本情報技術者試験は、ちゃんと勉強さえしていれば学生でも取れる資格であるということです。ある程度基礎知識のあるプロのエンジニアなら少し参考書に目を通すだけで合格することもあり得ます。逆に、まったくIT系知識を持たない方でも、150時間~200時間ほどの勉強時間をとれば、十分に合格できる可能性があります。

仮に、基本情報技術者試験の合格までに必要な勉強時間を200時間だと仮定しましょう。1日に2時間の勉強時間を確保するとして、合格までにかかる日数は100日間、およそ3ヶ月~4か月程度です。他に仕事を持っているためまとまった勉強時間がとれないという方でも、少しペースを落として1日1時間だけ勉強すれば半年ほどで合格圏内に達するでしょう。

基本情報技術者試験に出題される範囲は、IT系知識の中で最も基礎的な知識ばかりです。いきなりプログラムを組まされるようなことはありませんし、実務経験が必須になる項目もありません。問われるのは単純な知識量であり、参考書をしっかりと読み込んで、地道に勉強時間を確保してさえいれば合格できます。

これから基本情報技術者試験の取得を目指す方は、まず「200時間以上勉強する」ことを目標にしましょう。参考書に記載された過去問を何度も繰り返し解きながら、毎日繰り返し勉強することが何よりも大切です。

基本情報技術者試験を効率よく合格するための勉強法

基本情報技術者試験に合格するためには、効率の良い勉強法を選ぶことも大切です。解らないところをすっ飛ばして、バラバラな順番で参考書を読んでいるだけでは合格率も低くなってしまうでしょう。

最も基本的な勉強法は、ひたすら過去問を解いていくことです。基本情報技術者試験は2001年から始まっており、IT関係の資格の中では歴史の長い国家資格ですが、その出題範囲は大きく変わっていません。

つまり、過去数年間に何度も出題されている問題は次回の試験にも出題される可能性が高く、そうした「出題率の高い問題」の正答率を100%にしておくことで点数を稼ぐことができるのです。過去数年間でどのような問題が出題されているのかを確認するために、過去問題集を繰り返し解くことは最も効果的で効率の良い勉強方法であると言えるでしょう。

過去問を解き、どうしても理解できない問題があれば参考書を読んで理解を深めます。参考書だけで理解できないという場合は、インターネットの質問サイトや、基本情報技術者試験について解説したサイトを利用しても良いでしょう。自分が苦手なジャンルの問題を克服し、完璧に理解できたと思ったらもう一度過去問を解きます。

つまり、「過去問を解く」→「間違えた部分を勉強して理解する」→「過去問を解く」…という作業を繰り返すのです。高校や大学の受験勉強で、これと全く同じ方法を実行したことがあるという方も少なくないでしょう。地味ですが、これが一番効率の良い勉強方法です。IT系の資格だからといって身構える必要はなく、コツコツと勉強を繰り返すことが合格への近道になります。

実際に、基本情報技術者試験の合格を最終目的とするIT系専門学校などでは、これと全く同じ勉強方法を指導しています。独学で学ぶのと違うのは、すぐ近くにプロの講師がいるということくらいで、「できるだけ多く勉強時間をとる」「過去問を繰り返し解く」という2つの基本は、独学でも専門学校でも一緒です。

また、基本情報技術者試験の勉強には「予想問題集」を使いません。資格取得の勉強には、近年の出題傾向を分析し次回の試験にどのような問題が出題されるかを予測した予測問題集がしばしば使われます。

試験によっては予測問題集が重要な勉強方法になることがありますが、こと基本情報技術者試験に関しては予測問題集を用意する必要がありません。

なぜなら基本情報技術者試験に出題される問題は毎年ほとんど変化が無いからです。過去に出題された問題が数値や文面だけを変えて出題されることが多いため、わざわざ予測問題集を用意しなくても過去問を解いていれば事足ります。参考書などに「次回の基本情報技術者試験には○○が出題される可能性が高い!」と書かれている部分だけを押さえておけば、出題傾向を予測しなくても大丈夫です。

毎日コツコツ勉強時間をとって繰り返し過去問を解き、間違えた部分を徹底的に見直す、これだけで基本情報技術者試験の合格率はグッと上がることでしょう。

基本情報技術者試験を効率よく合格したい人におすすめの参考書

基本情報技術者試験に効率よく合格したいなら、参考書選びは慎重に行うべきです。少し大きな書店に行けば、IT系資格関連の棚には基本情報技術者試験の参考書が数十種類は並んでいますが、どの参考書をを使っても良いとは言い切れません。

難易度の高い参考書でも内容を完璧に把握できるなら問題ありませんが、なかには過去問ばかりで解説が少なく、初心者には解りにくい参考書もあります。なぜなら全ての参考書が初心者向けに書かれたものではなく、一定以上の知識を有したプロのエンジニア向けの参考書も存在するからです。

そこで、基本情報技術者試験を受験するのが始めてだという方には、あまり専門性の高くない参考書をおすすめします。栢木先生の基本情報技術者教室」シリーズです。著者の栢木 厚先生は、これまでに基本情報技術者試験やITパスポート、初級シスアドなどのIT系資格に関する参考書を20冊以上出版しています。

栢木先生の参考書は、IT知識を全く持っていない人でもゼロから資格取得を目指せるよう丁寧に書かれているのが特徴です。「イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」は平成16年度版から始まり、毎年必ず新年度版が出版されている人気の参考書です。絶えず最新版が登場するため、より洗練された情報を得ることが可能なのも魅力です。

基本情報技術者試験の出題範囲は広大で、やみくもに暗記しようとしてもなかなか上手くいきません。いくら勉強時間をかけたところで、参考書の意味を理解できないなら全く意味がなくなってしまいます。

その点、「栢木先生の基本情報技術者教室」は、過去問から基本情報技術者試験の出題傾向を分析し、ほぼ毎回出題される重要な部分をまとめて掲載しているので効率的です。

もちろん細かい問題も網羅していますが、よく出題される部分から優先的に深く学習しておくことでIT知識の基礎をしっかりと固めることができます。出題される可能性の高い問題が得意分野になっていくので、必然的に本番での点数も高くなっていくことでしょう。

また、解説が解りやすくて面白いのも栢木先生の参考書の特徴です。初心者に「配列」と言ってもなんのことだか理解しにくいものですが、「配列は電車のようなもので、一号車、二号車があり…」というように、例え話を交えることで、感覚的にIT用語の理解を深めてくれます。さらに図解などを織り交ぜることでIT系の単語ひとつひとつの理解度を高め、基礎力を高めてくれるのがこの参考書の良いところです。

IT系の単語はうわべの意味だけ理解しても役立ちません。例え話やイメージ図を読み込み、その用途や意図を理解することで、初めて役立てることができます。この参考書は、何度も繰り返し読むことでIT知識の理解度を高めるのにもってこいの参考書です。

ゼロから基本情報技術者試験の取得を目指す方は、きっと参考書選びから難航することもあるかと思います。そんな方には「イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室」をおすすめします。

基本情報技術者試験を効率よく合格したい人におすすめの学習サイト

基本情報技術者試験に合格するためには、参考書と過去問題集を使って繰り返し問題を解くという方法が一番です。しかし基本情報技術者試験の出題範囲はとても広く、なかには参考書を読んでも意味が理解できないということもあるでしょう。

とはいえ、たった数問を解くために別の参考書を買い直すというのも勉強時間の無駄になってしまいます。そんなときには、基本情報技術者試験専門の学習サイトを見ながら勉強することをおすすめします。

インターネットで「基本情報技術者試験 サイト」と検索すれば、すぐに数件の学習サイトがヒットします。これらのサイトは無料で利用できるうえに質が高く、中には市販の参考書に匹敵するほど良質なサイトも存在します。

なかでもおすすめなのは、「基本情報技術者試験ドットコム」というサイトです。このサイトは、基本情報技術者試験に関する情報を扱うサイトの中でも最も情報量が多く、デザインも綺麗にまとめられていて大変見やすいサイトです。

コンテンツには「基本情報技術者試験とは」「試験概要」といった基本的な情報から、基本情報技術者試験の合格率がどのくらいなのか、基本情報技術者試験に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのか、といった細かい情報まで網羅されています。基本情報技術者試験を受験する全ての方のサポートを目的としたサイトで、受験を考えている方ならこのサイトを一度見ておいて損は無いでしょう。

特筆すべきは、サイト内で平成13年春季以降全ての基本情報技術者試験の過去問を閲覧することができるという点です。しかも、これら午前問題は実際の試験と同様にア・イ・ウ・エの選択肢から選んで解答することができます。解答ボタンをクリックすると、「正解」「不正解」の判定と、ひとつひとつの問題の解答が表示されます。

わざわざ解答用紙を用意する必要も、マークシートを記入する必要もなく、クリックするだけで繰り返し過去問を解くことが出来るのでとても効率が良いです。過去に出題された2000問以上の問題を全て紙に記入するのは大変ですが、このサイトの過去問機能を使えば少ない勉強時間でも全ての問題を網羅できます。

過去問ひとつひとつに表示される図解や解説も、無料で見られるサイトとは思えないほど親切で解りやすくなっています。要領の良い方なら、参考書や過去問題集を購入しなくてもこのサイトを見るだけで合格できるかもしれません。

基本情報技術者試験を独学で合格することは可能なのか

基本情報技術者試験はIT系資格の登竜門とも呼ばれる国家資格です。とはいえ基本情報技術者試験のスキルレベルは2に分類されており、きちんと勉強時間さえとれば独学でも十分に合格を狙える資格です。

受験者の多くは、IT系の専門学校の生徒や、商業系の高校、技術系の大学の生徒、プロのエンジニアなど、なんらかの形でIT業界に関わっている人材ですが、全く予備知識の無い状態から独学で基本情報技術者試験に挑み、そのまま合格するという方も少なくありません。

基本情報技術者試験の合格率にはバラつきがありますが、平成21年以降の合格率は低いときで22%、高いときで35%ほどになっています。つまり、10人に2~3人は合格するということになります。IT系知識の無い方にとって、基本情報技術者試験には難しい試験のイメージがあるかもしれませんが、こうして合格率を見るとそこまで狭き門でもないのです。

ただ、予備知識なしでゼロから基本情報技術者試験の合格を目指すためには、どうしても膨大な勉強時間が必要になります。専門の講師の元で学べる専門学校で学べば、要領の良い方なら50時間程度の勉強でも基本情報技術者試験を取得することが出来るかもしれません。しかし、完全に独学で基本情報技術者試験の取得を目指すなら、最低200時間、3ヶ月~6ヶ月ほどの時間がかかることは覚悟しましょう。

勉強時間がかかることを敬遠していては、基本情報技術者試験を取得することはできません。むしろ、今後IT業界で働いていきたいと考えているなら、基本情報技術者試験の勉強はしっかり時間をかけて行うことをおすすめします。

基本情報技術者試験は、全てのIT業務の基礎となる知識の集合体です。スポーツや武術でも「基本が一番大事」だと言われるように、IT業界で最も大事な知識が基本情報技術者試験には詰まっています。

基本情報技術者試験の勉強をおろそかにしていては、さらに難しい「応用情報技術者試験」や「システムアーキテクト試験」などの取得は夢のまた夢です。ましてや、基本情報技術者試験の知識があやふやな状態では、プロのエンジニアとして活躍することはできません。

基本情報技術者試験の午前の部は選択問題なので、適当に答えていても運よく受かってしまうという可能性があります。しかしそんな薄い知識では、仮に合格したとしても仕事で役立つ人材にはなれません。

基本情報技術者試験で得た知識をスムーズに仕事で活かせる人材になるために、じっくりと勉強時間をかけて合格を目指しましょう。

基本情報技術者試験の流れ

基本情報技術者試験は春季と秋季の年2回とり行われ、全国各地に用意された受験会場で一斉に受験を開始します。本番当日は「午前の部」と「午後の部」に分かれており、全ての日程が終了するのは15:30となります。細かい日程の流れは以下の通りです。

・8:30ごろ
試験会場に入場できます。
細かい開場時間は会場によって異なりますが、試験開始の1時間前には開場しているのが一般的です。実際には試験開始までに入場すれば受験には問題ありませんが、席順や持ち物の確認などの下準備のため、早めに到着するよう心掛けましょう。

・9:10 ~ 9:30
試験会場に着席し、午前試験の説明があります。主に試験内容や不正行為についての注意点が試験管から告げられます。試験は9:30に全国一斉に開始されますが、9:10までには必ず席に着いておきましょう。

・9:30 ~ 12:00
基本情報技術者試験、午前の部の開始時間です。
試験時間は2時間半ですが、マークシート形式なので早く終わる方もいると思います。もし予定時間より早く解答終了した場合は、10:30 ~ 11:50の間なら途中退席が認められます。

退席後は試験会場の外で参考書を読み、午後の部の対策を行うこともできるため、受験者の半分以上は途中退席します。途中退席を望む場合は、試験官の「途中退席可能です」とう号令のあとで退席しましょう。

・12:00 ~ 12:40
休憩時間です。
この時間は自由に使うことができます。集合時間までに戻ってこられるなら、試験会場の外に出ても構いません。食事をとったり、トイレ休憩を済ませて午後の部に備えましょう。また、午後の部の勉強時間として過ごすことも可能です。

・12:40 ~ 13:00
試験会場に戻り、着席して午後の部の説明を受けます。
内容は午前の部とほぼ同じですが、試験管の説明が始まるまでには必ず着席しておきましょう。

・13:00 ~ 15:30
基本情報技術者試験、午後の部の開始時間です。
試験時間は2時間半ですが、午前の部同様、途中退席が認められています。予定時間より早く解答し終えた場合は、13:40 ~ 15:20の間なら退席が可能です。合格発表は後日となるため、基本情報技術者試験の日程は以上となります。

・18:00ごろ
帰宅後、IPAの公式サイトで当日のうちに試験の解答が発表されます。
あらかじめ自分の解答を記録しておいた方は、ここである程度合格・不合格を判断することができます。実際の合格発表は1ヶ月程度先になります。

基本情報技術者試験当日の過ごし方

基本情報技術者試験は丸一日かけて臨む試験です。当日の朝試験会場に到着するところから、IPAが発表する解答を確認するまでには、約10時間ほどかかります。実際に試験を受けている時間だけに絞っても5時間かかる大変な試験です。

そのため、基本情報技術者試験の合格には体調と時間の管理が重要です。特に試験当日は、万全の体制で臨みましょう。

試験会場には、試験開始の1時間前までには到着しておきましょう。時間ギリギリでも会場に入れることもありますが、渋滞や事故などのイレギュラーで試験会場にたどり着けない、なんてことにならないよう、慌てずに行動します。もし渋滞などに巻き込まれても対策できるよう、早めの時間管理を行いましょう。

 

試験が終了したら帰宅してIPAの解答発表を待ちます。例年18:00ごろには解答が発表されますので、自分の解答と照らし合わせてみましょう。

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