異業種に転職する時の職務経歴書の書き方・例文

異業種に転職する時の職務経歴書の書き方

ITエンジニアが異業種に転職する時の職務経歴書の書き方は、ITエンジニアとして転職する時と同じではいけません。なぜなら転職する業界や業種によって、企業が求職者に求めているものは違うからです。

ITエンジニア以外の職種に転職するのであれば、まずはその企業が何を求めているのかを把握することが欠かせません。そしてその上で、自分自身の見せ方を考える必要があるのです。

では、ITエンジニアが異業種に転職する場合、職務経歴書の書き方としてどのようなことに気をつければいいのでしょうか。そのポイントを次に見ていきましょう。

応募する職種で求められているものを理解する

ITエンジニアから異業種に転職するなら、まずは応募する職種に企業が何を求めているのかを理解することが欠かせません。ITエンジニアとしての転職であれば、これまで関わったプレジェクトの詳細や実績が転職では重要になりますよね。

しかし、仮に健康食品会社の営業職に応募するとすれば、いかがでしょうか。そういったエンジニアとしての細かい実績は情報として必要ないですよね。IT企業の営業職であれば、エンジニアとしての実績は強みとなりますが、そうでない場合、エンジニアとしての実績の詳細は必要ありません。

健康食品の会社に営業として転職するのであれば、その会社で何が求められているのかを考える必要があるのです。健康食品会社であれば、健康に関する知識やコミュニケーションスキル、対人関係構築スキルなどがアピールすべきポイントとなります。そのためITエンジニアとして身につけたパソコン操作のスキルや、計画性を持って仕事を進めるスキル、柔軟性など営業の仕事に役立ちそうなスキルをアピールすることの方が大切になります。

職務経歴書の中に用いるテクニカルな用語を極力排除する

ITエンジニア以外の異業種に転職するのであれば、職務経歴書の中に用いるテクニカルな用語を極力排除する必要があります。ITエンジニアとして勤務経験が長ければ、何がテクニカルで何がテクニカルではないか、ということが分かりにくくなってしまいがちですが、基本的にITに詳しくない人が読んでも分かりやすい職務経歴書にすることが欠かせません。

テクニカルな用語ばかりを用いていると、読み手を意識した文書作成能力がない、という判断を下されかねません。そのため、異業種に転職する際は、職務経歴書に難しすぎる文言がないか、チェックすることが大切です。

エンジニア経験の何が活かせるのかをしっかりとアピールする

ITエンジニアから異業種に転職する場合、その業種で何が活かせるのかをしっかりとアピールすることが大切です。仮に応募する職種がコンサルタントなのであれば、ITの分野で強みがあることを伝えられますよね。

営業職であれば、プログラムを書く際に用いていた論理的思考能力が強みとなるかもしれません。またITエンジニアから異業種へ転職する場合、実務経験がないのでどうしても未経験の転職、という扱いになりがちです。しかし、未経験だけどITエンジニアとして、今回応募した職種に関係するスキルが身についている、とPRすることで、採用される確率を高めることができるのです。

1:職務要約の書き方

職務要約は、これまで経験してきた会社数によって書き方を工夫しなればいけません。仮に転職経験がなく、1社にITエンジニアとして長く務めてきた場合、応募する仕事に関係する部分をしっかりとPRすることが大切です。では例としてITエンジニアから、通信会社の営業職に転職するとしましょう。その場合、職務要約の書き方は次のようになります。

職務要約の例文

◯◯大学卒業後、◯◯株式会社に入社。保険会社の業務システム開発に携わってきました。3年目からはプロジェクトリーダーとして、プロジェクトの進捗管理や部下の育成にも取り組んで参りました。これまでの経験を活かし、営業として御社に貢献させていただきたい所存です。

この例文のポイントは、3つあります。それは次の通りです。

  • 短く分かりやすいこと
  • 営業にも関係するマネジメント経験をPRしていること
  • 貢献したい意欲を伝えていること

ITエンジニアから異業種への転職となるとこの例文のように、直接的に活かせるスキルを考えて書き出すことが欠かせません。職務要約を作成する際は、これまでの経験の何が応募する会社で役に立つのか、しっかりと考えながら取り組みましょう。

2:職務経歴の書き方

ITエンジニアから異業種に転職する場合の職務経歴の書き方で大切なポイントは、分かりやすく、見やすく書くことです。ITとは関係ない業種、業界に転職する場合、特に分かりやすさを意識して書きましょう。

ではどうすれば、職務経歴書は見やすくすることができるのでしょうか。実は見やすさは内容と同じくらい、フォントの大きさや太字の用い方などが大切になります。

例えば職歴が3社ある場合、それぞれの職歴について担当業務を書きますよね。その時に会社ごとで改行の行数を増やすこと、そして勤務先社名を太字にすると職務経歴書はどうなるでしょうか。どこまでが1社目の業務内容で、どこからが2社目の業務内容について書いているのか一目で分かりますよね。

実はこの一目で分かる、ということがポイントです。求職者が殺到する企業に勤めている採用担当者は、じっくりと全ての職務経歴書に目を通すわけではありません。まずは初見で気になる求職者の職務経歴書と、そうでない職務経歴書を切り分けます。

つまり、パっと見た時に読みにくい、という印象を与えてしまったら、その時点で書類選考落ちとなる可能性があるのです。そのため職務経歴書を書く際は、内容だけでなく、文字装飾や改行など細かいところまで考えて作ることが欠かせません。

3:自己PRの書き方

ITエンジニアから異業種に転職する場合でも、職務経歴書の自己PRを書く際に、考えることはここまで何度も書いてきたことと同じです。自己PRを書く時に大切なことは自分が持っているスキルの「何が活かせるか」を伝えることです。

ITエンジニアとしての技術は、異業種となると直接的に活きてくるものではありません。しかしそれを「パソコン操作スキル」などに置換えて表現することで転職活動では強みになります。またそういった自己PRの項目ではそういったスキルだけでなく、経験も表現していきましょう。

経験とは、これまでぶつかった業務上の困難をどうやって乗り越えたのか、管理者としてマネジメントでどのような工夫をしてきたか、ということです。そういったことを細かく記載することで、しっかりと自分の強みをPRすることができます。

4:志望動機の書き方

ITエンジニアから、異業種への転職活動で志望動機を書く場合、どうしても未経験の業種に応募することになります。一般的に考えれば、異業種へのキャリアチェンジはキャリアップではありません。そのため採用担当者からすれば、この人はなぜこれまで通りITエンジニアとして働かないのか、というところは非常に気になるところになります。

そのため志望動機は、同業種への転職以上にしっかりと考えることが欠かせません。では一体志望動機はどのようなことを意識して書くべきなのでしょうか。それはポジティブな印象を与えることです。どこにでもある志望動機ではなく、自分なりの言葉で熱意を込めて書きましょう。

どこかから借りてきた言葉だと、どうしても面接の際に熱意を込めることができません。そのため志望動機は自分の言葉で表現することが大切です。また何かを主張したら必ずその後に理由を書くことも意識しましょう。

仮に新しい職場で将来どんなことをやり遂げたいのかを書いたとします。その場合は、なぜそれをやり遂げたいのか、をセットにして書きましょう。そうすることで論理的で知的な印象を採用担当者に与えることができます。

異業種に転職する時の職務経歴書の例

職務経歴書は、自分の言葉で書くことが大切ですが、改行や全体の雰囲気は見やすいものを参考にすることが欠かせません。
ではここで、異業種に転職する時の職務経歴書の例を紹介します。

職務経歴書の例

職務概要

大学を卒業後、約8年間、アミューズメント業界で2社を経験。1社目ではシステムエンジニアのメンバーとして基本設計と開発を経験。2社目はマネージャーとしてシステムの企画の段階からプロジェクトに参加。開発だけでなくマネジメント業務にも従事。

職務経歴

勤務先名:株式会社◯◯ (勤務期間2009年4月~2013年6月)
事業内容:◯◯◯◯
資本金:200,000,000円 従業員1800人

担当業務:アミューズメント機器の自社開発
開発環境:UNIX,Oracle
組織・役割:役割メンバー、プロジェクト要員◯名

勤務先名:株式会社◯◯ (勤務期間2013年6月~2017年2月)
事業内容:◯◯◯◯
資本金:◯◯◯◯円 従業員◯◯人

担当業務:顧客管理システム、新機種の開発
開発環境:UNIX,C,Oracle,Java
組織・役割:プロジェクトリーダー、プロジェクト要員◯名

保有資格

  • Oracle MASTER(◯◯年◯◯月)
  • 情報セキュリティスペシャリスト(◯◯年◯◯月)
  • 基礎情報技術者試験(◯◯年◯◯月)

得意分野

  • アミューズメント業界のシステム開発
  • 顧客管理システムの設計・開発

自己PR

私はこれまで主にアミューズメント業界に関連した分野でエンジニアとしてシステム開発に従事してきました。現在勤務中の職場ではプロジェクトマネージャーとして10名の部下を率いて参りました。今回志望している営業の仕事では、これまでのエンジニア経験とマネージャー経験で培ったコミュニケーションスキルを活かしていきたい所存です。またマネジメントの経験もございますので、将来的には営業として管理者を目指しながら、御社の事業に貢献させていただきたい所存です。

異業種に転職する強みを把握しよう

ITエンジニアから異業種に転職するなら、自分自身の強気を客観的に把握することが欠かせません。応募する職種に合わせて自分の強みを見せることの重要性はここまで紹介した通りです。

しかし、自分の強みを客観的に把握するためには、それだけではいけません。これから異業種へ転職することを考えているなら、新卒の時に取り組んだような自己分析に改めて取り組んでおきましょう。そして自分の強みを書き出すことが大切です。書き出すことで、自分のことを客観視できるからです。ITエンジニアから異業種に転職する際は、強みを書き出すことにも取り組んでおきましょう。

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