仕事を辞めたくなる理由とその時期|辞めるべきかの判断軸とは

仕事を辞めたくなる理由

私達の社会はお金を基準として回っているため、収入が無くなると生活がおぼつかなくなります。家賃や食費、電気代金など生活をするためにはお金が必要で、安定してお金を得るには仕事をするのが確実です。

ですが、そういった事を認識していても仕事を辞めたいと思う理由はたくさんあるものです。仕事を辞めたい理由について見ていきましょう。

厚生労働省が平成27年に公表した雇用動向調査という資料を見ると公的な離職理由の統計を見ることができます。

同資料の「転職入職者が前職を辞めた理由」をという項目を見ると転職者の辞めた理由がわかります。ただ性別や年齢によって理由がそれぞれ異なるようです。それぞれの性別と年齢における最も多い退職理由を見てみましょう。

男性データ
・20~24歳:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
・25~29歳:給料等収入が少なかった
・30~34歳:給料等収入が少なかった
・35~39歳:会社の将来が不安だった

女性データ
・20~24歳:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
・25~29歳:同上
・30~34歳:同上
・35~39歳:同上

厚生労働省:平成27年度雇用動向調査

基本的に男女共に忙しすぎることと収入面に不満をもっているようです。また男性は人間関係を理由に辞める割合が年齢と比例していて、女性は全般的に人間関係に不安をもっていることも読み取れます。

公的機関のデータでは以上のような結果となりました。次に民間の統計も参考にしてみましょう。

退職理由と言うのは事業者に向けて伝え難いものなので統計をとることが難しくなります。例えば会社に辞職を提出するときに「上司の○○が憎くて許せないから辞める」とは書かず「一身上の都合により辞職いたします」と書くものです。

そこでこうした退職理由の本音を集めたのが民間の転職サイトとなります。いわば転職サイトは第三者的な立場にあるので退職した方も伝えやすいのでしょう。転職サイト「エン・ジャパン」が2016年2月22日に発表した資料によると退職者の本音を垣間見ることができます。

エンジャパン:退職理由のホンネとタテマエ

まず、本当の退職理由を会社に伝えたかどうかですが「はい」が47%「いいえ」が53%と半数以上が本音を隠していたことが分かります。そして気になる本当の退職理由は以下のようなランキングとなりました。

第3位:11%:社風や風土
第3位:11%:給与
第3位:11%:拘束時間(残業・休日出勤等)
第2位:12%:評価・人事制度
第1位:25%:人間関係

人間関係が頭抜けて1位です。他に転職サイト「リクナビNEXT」の統計も見てみると、こちらもやはり人間関係に関する不満が退職理由の1位に挙げられています。

リクナビNEXT:退職理由のホンネランキングベスト10

公的なデータではそこまで退職理由として多い割合を占めていなかった人間関係ですが、実際はこれが最も仕事を辞めたいと思う理由なのかもしれません。確かに職場の人間と最高の人間関係を築くことができていれば多少収入が低くても仕事を辞めることは無さそうです。

仕事を辞めたくなる時期はどんな時なのか

人間関係を退職理由として仮定すると仕事を辞めたいと思う時期も見えてくるものかもしれません。人間関係にヒビが入る時期は会社の人事異動の時期でもあります。例えばそれまで順調に仕事をできる現場だったところに新しい上司が赴任してきました。

彼は赴任先の事情を把握する気も無ければ現場の話を聞く気もありません。おまけに傲慢な振る舞いを始めるのです。この上司がいるために仕事の流れはおかしくなっていき、職場の空気はどんどん淀んでしまいました。人事異動の時期は仕事を辞めたいと思い始める時期と言えるかもしれません。

新入社員が入社する時期というのも1つの転換期です。例えば人の話を聞かず先輩をバカにする新入社員が権勢を振るうようになったら仕事に行きたくなくなるでしょう。

もしくは先輩に対する依存心の強すぎる人物や報告ができない新人というのも仕事を滞らせる原因となります。そこを指導できるかどうかが鍵ではあるのですが、今まで人の上に立ったことの無い方にとっては指導の負担が重く圧し掛かるかもしれません。

また、年齢を重ねると同僚に対して長年積もり積もった不満が爆発するということも考えられます。

今まで我慢していたことが噴出すると人間関係を修復することは難しいかもしれません。人事の面以外にも、長い間仕事をしている関係だからこそ湧き出す問題というものもあるのです。

それから自分が原因となって人間関係を破綻させてしまう場合も考えられます。例えば仕事上のミスを些細な事として報告しなかったり、謝罪すべきことをプライドが邪魔して謝れなかったならそれは後々重大な問題となって現れてくるでしょう。

そしていざ追求されたときに知らない振りをしたり言い逃れをするようなら人間関係は崩れ去ります。こうした事は些細な行き違いから起こることでもあるので、できるだけ丁寧に同僚と接すると良いでしょう。

人間関係だけでも様々な仕事を辞めたいと思う理由が存在します。時期を考えると人事異動の時期は危険と言えるかもしれません。他にも給料が思ったほど伸びない時期や昇進まで時間がかかりすぎると感じる時期などにも気をつけた方が良いかもしれません。

本当に仕事を辞めるべきなのか

人間関係や給与に悩み仕事を辞めたいと思い始めたとき「本当に仕事を辞めてもよいのか」という疑問が沸き起こります。基本的には仕事は辞めない方が良いでしょう。

仕事を辞めれば分かりますが、貯蓄があるということ、毎月定期的な給料が入るということ、会社によりサラリーマンは手厚い社会保障を受けているということ、など会社員だからこそ受けられる恩恵はたくさんあります。

現代社会はお金が無ければ身動きがとりにくくなり、焦りも出てくるので、小さな不満を抱えているだけであれば、辞めたいと思っても直ぐ辞めるのは思い留まる方が生活上有利と言えます。

 

仕事を辞めたくなったらどうすればいいのか

頭の中からどうしても辞めたいという事が離れなくなったのなら、次の職場探しのために自分が本当にやりたいことや働きたい職場の条件を探る事が重要です。また現在と同じような職場に行き着いてしまったら元も子もありません。

仕事の適性というのは自分がやりたいこととは別に備わっている場合も多いものです。転職は人生の転換期でもあるので、辞職と向き合うことはじっくりと自分の人生について考える良いきっかけとも言えます。考え抜いて次の職場を選びましょう。

自分の事を考える上で有名な方法がマインドマップです。中心となる概念に思いの強さや関連したこと、解決法などをどんどん書き込んでいく頭の整理術となります。東北福祉大学の資料にマインドマップの方法が記されているので参考にしてみると良いでしょう。

東北福祉大学:マインドマップをやってみよう

焦って転職先を考えるより、一旦立ち止まって次の職場探しを始めて見ると転職に失敗せずに済むはずです。自分の人生を見つめなおすと、現在の辞めたい仕事とは全く異なる他業種に関心をもっている自分が発見できるかもしれません。

もし現在の仕事に達成感が無く、やりがいの無い生活を送っていると感じるなら子供の頃に考えていた夢を思い出してみると良いかもしれません。例えばITエンジニアではなく子供の頃はゲームを作る人になりたかった、ということが思い出せればゲームを作ってみるのも良いでしょう。

幸いな事に現在は個人製作のゲームを作るノウハウも発表する場所もたくさんあります。多くの人に楽しんでもらいたい場合はスマートフォン用のアプリを作ってみると良いかもしれません。開発言語やゲームのジャンルを詰めていきましょう。

このように、小さい頃の夢から現在の自分ができる具体的な方法を考えていけばやるべきことが何か見つかるかもしれません。自分の記憶をたぐってみましょう。

仕事を辞めるのに最適な時期

いざ仕事を辞める場合、給料の面から見て最適な時期があります。ただそれは会社によって異なるので会社規則をよく読んでおきましょう。

例えば「退職金」の額は勤続年数により決まりますが、あと数ヶ月の勤務で退職金が増額される場合に辞めるのは得策とは言えません。計画的に退職できる状況なら退職金について考えて辞める時期を見計らうと良いでしょう。

また、ボーナスは貰ってから辞めるようにすると良いです。元々ボーナスは毎月の給料から削って積み立てているようなものなので、貰って当然のお金と言えます。

また、これも会社によってボーナスの有無や支給時期が異なるので、自分の会社のボーナス支払日を把握しておきましょう。職場によってはかなり大きな金額なので貰っておけば今後の生活に余裕が生まれるはずです。

それから有給休暇がまだ残っているのなら事前に全て消化しておくと良いでしょう。残しておくだけもったいないので、きちんと使うべきです。

退職金、ボーナス、有給休暇の総額を手にすることができれば、今後の生活はしばらく安定するはずです。また、こうしたお金と言う側面から退職時期を定めることで客観的に自分の経済状況が見えてくるかもしれません。

冷静に自分が置かれている状況を判断できれば、自ずと転職活動にも目標が設定できるようになるはずです。もし現在仕事を辞めることで頭が一杯なら、視点を変えて「退職したときに貰えるお金が最大になる方法」を考えて見ると良いでしょう。

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