SEから独立して起業するべき人の特徴|起業のメリット・デメリット

SEが独立するなら起業?フリーランス?コンサルタント?

何年も会社に属し、SEとして働いていると多くのプロジェクトに参加し経験も豊富になっていきます。技術力も上がり、エンジニアとしての能力に自信がついてくると、自分に合った環境を模索し独立を視野に入れ始める人も少なくないでしょう。

一言で「SEとして独立する」といってもその方法はいくつかに分けられます。SEが独立するには、法人を設立し起業する方法や、フリーランスになり個人事業主として仕事を請け負う方法、そしてコンサルタントへの転身という3種類がメジャーな方法です。

自分が独立しようと思った時、後悔しないためにはそれぞれの独立方法について、そのメリットやデメリットを把握しておくことが大切です。独立してから後悔しないように今からその内情をチェックしておきましょう。

1:起業のメリット・デメリット

高いスキルを持ち、顧客の確保にも自信がある場合は企業を設立する方法もあります。この場合、単身では会社運営がしずらいので従業員を雇ったり、SE仲間と共同で創業するといった方法になります。今では大企業となったGoogleなどは、元々SE仲間が集まって設立した会社なんだそうですよ。

会社を設立するという独立のメリットは、自分が思い描く新しい技術やサービスを提供できるという点です。SEという職業は顧客が求めるものを作り提供するという仕事が主なのですが、起業すれば自分達が思いついたものを自分達で形にするという、オリジナルの発想力を発揮できる仕事を行えるようになります。

さらに、そのサービスや技術が成功すれば上場企業になることも不可能ではないほどの利益を得ることができます。そのため、成功したいという意識が強い方には企業を設立し積極的に仕事を開拓していく「起業する」という方法が適しているのではないでしょうか。

企業の設立の問題点は、初期投資が高額になりがちなことです。オフィスを開き、従業員を雇い、機材を購入し、といった会社として形にするためにはある程度の資金、または投資が必要です。起業を考えている場合は、銀行からの融資などを受けることができ、十分な資金を確保しなければなりません。

2:フリーランスのメリット・デメリット

SEとして働く人が独立を意識した時、一番初めに思いつく方法がフリーランスとして活動することではないでしょうか。フリーランスとは個人事業主としてエンジニア行を開業し、企業などのクライアントから仕事を請け負うという独立方法です。

フリーランスになった場合の働き方は、クライアントのオフィスに出向き常駐SEとなるか、クラウドソーシングを利用することで在宅で業務を行うかの2通りになります。

フリーランスのメリットは、とにかく自由と言うことに尽きます。常駐SEとして働く場合を除き、フリーランスは何時にどこで働くのかを自分で決めることができる働き方です。朝が弱い人、夜は眠くなってしまう人、こまめに休憩を取りたい人、など人には沢山の適した生活リズムというものがあります。その生活リズムに合わせて働く環境を調整できるので、自分が一番いい業務スタイルを作り上げることができるのです。

さらに、関わる案件を全て自分で管理できるというのも自由な点として挙げられます。会社に属していると、会社に利益がある仕事の中から業務を割り振られ、例え興味が無くてもその仕事に責任を持って行わなければなりませんよね。フリーランスなら、自分が本当にやりたいと思った仕事に関わり収入を得ることができるので、仕事に大きなやりがいを感じることになるでしょう。

その反面、仕事に対するモチベーションを保ち、すべての業務を行わなければならないということがデメリットでもあります。今まで交渉や細かな打ち合わせ、営業、収支管理など同じ会社でチームを組んで行っていた業務が全て自分だけで賄わなければならなくなります。

得意分野だけしていればいい、というわけにはいかないのでモチベーションが低下すると思うように仕事を行えなくなってしまうかもしれません。フリーランスにとって、仕事ができないという事態は収入の低下に直結します。やる気が無いからさぼってしまおう、という日が続くといつまでたっても報酬は手に入らず、生活を営むことすら難しくなってしまいます。

フリーランスとして生計を立てていくには、自分の仕事と必要な収入の管理に責任を持たなければならないのです。

3:コンサルタントのメリット・デメリット

3つ目の独立方法はフリーのITコンサルタントとして転身する方法です。

ITコンサルタントとは、クライアントの持つ問題に対してITの目線から解決策を提案、支援する業種です。システムの設計から具体像を作り上げ、プロジェクトマネジメントも行うITコンサルタントの業務内容は、SEが行っている業務と重なる部分が多い為、SEから転身する人も少なくありません。

ITコンサルタントに転身することで得られるメリットは、今までよりさらにやりがいのある仕事が行えることです。

SEは、クライアントが問題を発見しそれに対して解決策を提示することが多い業種です。一方、コンサルタントになると何かが起こっているが何が原因なのか分からない、というクライアントに対して問題を発見し、その内容に対して解決策を提示するという風に、より深くシステムに関わる業務に携わることが多くなるのです。

今までと同じような業務内容もありながら、全く違う視点で仕事に関われることでより高いスキルを手に入れられるコンサルタントへの転身は、上昇志向の強い方にぴったりの独立方法と言えるでしょう。

ITコンサルタントは、SEよりも責任を多く負う立場となります。クライアント側が気付かなかった問題を発見し、解決できればいいのですが、もしその解決法が間違っていた場合、クライアントに大きな損害を与えてしまう危険性があります。より慎重に、綿密な打ち合わせや議論が必要となるため、精神的負担が大きくなりがちなことがコンサルタントになるデメリットでしょう。

SEが起業する時に注意すべきこと

SEが起業する際には、気を付けなければいけない点は沢山あります。例えば、従業員や資金が十分に確保できているか、自分たちが作りたいと思っているものはマーケティングに合っているのか、などその注意点は実に多岐に渡ります。これらの注意点は、他の仕事でも同じように注意しなければなりません。

そんな中でも、特にSEだからこそ独立の際により強く注意しなければならないポイントを2つ紹介します。

所属していた会社との関係を無視して起業してしまう

どんなに独立したいと意気込んでも、会社のことを何も考えず切り捨てるように辞めてしまうような方法は避けましょう。元々働いていた会社は、今後自分が独立した時に優良なクライアントになってくれる可能性があるからです。

お互いにお互いのことを良く知っているので、取引や契約も問題なく行えるうえに、信頼が強い場合には顧客を紹介してくれることもあり得ます。

そんな有力なクライアントになり得る会社を、足で砂をかけるようにして辞めてしまっては将来のチャンスをすべて失ってしまうということ。会社を辞める時には、引き止められるくらいの信頼を持たれた上で、相手に迷惑の掛からない辞め時というのを探るようにしましょう。

相場以下の契約や未払いなどの金銭トラブルに注意する

起業すると、未払いなどの金銭的なトラブルに合った時、守ってくれる存在がいなくなります。高額な報酬の場合は一部前払いでもらう、契約書は細部までミスが無いように記載するなど、せっかく仕事をしたのにお金をもらい損ねるという自体に陥らない様、細心の注意を払いましょう。

また、始めたばかりの頃は現在の相場というものが分からず、相手に言われるがまま相場より安い価格で契約を交わしてしまうというミスも注意が必要です。一度契約書を交わしてしまえば、あとからそれが格安価格だったと気付いても訂正することはぼほ不可能です。

起業したてというところに付け込んで安く仕事をさせようとする悪徳企業もいないとは限らないので、自分が行る仕事の相場はこまめにチェックしておくことをおすすめします。

エンジニアが独立・起業して成功した事例

会社勤めから企業やフリーへの転身によって独立・企業した人々は沢山います。しかし、その全てが成功を収めているというわけではありません。

エンジニアとして独立・起業し、大きな成功を収めた人といえばフリマサイト「メルカリ」を誕生させた山田進太郎氏や、人気動画サイト「ニコニコ動画」を生んだ川上量生氏などが挙げられます。彼らは会社に属している間に経験と技術を蓄え、エンジニアとして独立した暁にはそのオリジナリティ溢れる発想力と企画力で成功者という称号を得ることとなりました。

彼らがエンジニアとして成功した理由は、やはり今まで無い斬新で、かつ人々に求められるサービスを開発したということです。

独立して仕事を始めると、収入を安定させたい、名前を知ってもらいたいという気持ちからどんな仕事でも受けられるだけ受けてしまう、という状態に陥ることがあるかもしれません。

しかし、情報もサービスも飽和状態にある今、いち早く社会で求められているニーズをキャッチし、それに合ったサービスを開発し提供できることが、エンジニアとして独立し成功を収めるためにはとても重要なのでしょう。

エンジニアが独立・起業して失敗した事例

脚光を浴びる成功者が存在する反面、独立したはいいものの仕事に恵まれず起業自体が失敗に終わってしまったという言うような人々も存在します。

失敗事例の多くに、独立・起業後の仕事に恵まれず収入を得ることができなかったという物が挙げられます。

会社に所属して働いている間は、仕事というものは自分で探してくるのではなく営業担当が見つけてるものがほとんどです。しかし、独立すると仕事を探して、契約し、成果を納品し金銭の授受を行うところまで全て自分で行わなければなりません。

例えどんなに技術者としてのスキルがあったとしても、独立した以上、座って待っているだけで仕事は舞い込んではきません。その感覚を掴みきれず、上手に営業を行ったり契約を結んだりといったスキルが無かったエンジニアは、起業しても失敗してしまうことが多いのでしょう。

SEから独立して起業した方がいい人の特徴

多くの人が目指す独立や起業という働き方ですが、人には向き不向きというものが存在します。中には組織に属していないと上手く仕事管理や体調管理ができない、という人もいることでしょう。

そんな中で、会社のSEとして勤務し続けるのではなく独立した方がその人の才能を発揮できるタイプの人にはある3つの特徴が存在します。組織で働くのではなく、自分の力で仕事をしていくことに向いている人はどのようなタイプなのでしょうか。

メンタルが強くポジティブな人

起業すると、初めのうちは様々な問題や難題が持ち上がってきます。時には自分が予想していなかった緊急事態が発生し、計画が頓挫してしまうこともあるでしょう。

会社に属している時は、問題が持ち上がった時にはチームや社内で一丸となってその問題に取り組んでいきます。その為、一人一人にかかる精神的負担が少なく、ストレスを分散しながら問題解決に取り組むことができるでしょう。

しかし、独立してしまうとその重圧は全て自分にのしかかってきます。今まで経験したことが無い重圧やストレスを感じた時、それを背負いながらも立ち続けていられるメンタルの強さこそが、独立するために必要な精神力なのです。

自分に自信を持てる特技がある人

皆さんには、自分はこれが得意だ、と声を大にして主張できる特技というものはあるでしょうか。

他の人にはない、自分を売り込むときにアピールできる特技をパーソナルスキルと言います。自分だからこそできる、他の人には負けない、というスキルを一つでも持っていることで、自信に繋がり独立しても積極的に仕事に対して向き合えるようになるでしょう。

何事にも柔軟に対応できる人

こだわりが強く、一つのことに責任感を持って取り組めるというのは社会人にとって大変貴重な長所です。しかし、起業し沢山の業務を請け負わなければならない立場になった時は、こだわりの強さ以上に柔軟性が求められるようになります。

常に先のことを考え、今行っていることにトラブルが起こったらどう対処するか、別の提案を出されたらどんな方向性にするか、などを常に考え仕事を先読みし、クライアントが望む結果を導き出す柔軟な姿勢が無ければ、契約に問題が起こった時に行き詰ってしまうかもしれません。

自分がこうしたいから、と押し通す力強さだけではなく、人に合わせ人に適応力を磨いておきましょう。

SEが起業する時に身につけておくといいスキル

SEとして起業するには、プロジェクトに貢献し成果を残せる一定の技術は必須スキルです。しかし、一人で会社を起こし起業するには、技術力だけでは賄えない様々な問題が立ちはだかることもあるでしょう。

独立したSEにこそ求められるスキルはずば抜けた技術力だけではないのです。

SEの起業に重要なスキルその1.コミュニケーション能力

組織でSEとして働く場合、コミュニケーションを取るのは同じチーム内の仲間が多く、直接クライアントと話をすることはあまりないのではないでしょうか。

起業した場合、自分が直接、契約を結ぶ相手と会話をし交流を図るという場面が多くなります。IT業界の方には、人と話すのが苦手という人も少なくありませんが、企業においてはその苦手意識が大きな障害になってしまうでしょう。

人の話を聞き、それを理解し、自分の考えを伝えるというコミュニケーション能力がなければ、自分がどんな仕事をしていてどんな契約を取りたいのか、相手にしっかり理解てもらえずに終わってしまう可能性もあります。

そうはいっても、円滑なコミュニケーション能力というものは一朝一夕で身に付くものではありません。独立を考え始めたら、少しずつ周りの人と話したり他人と交流を取る場所に出向いたりして、人と関わる能力を高めていきましょう。

SEの起業に重要なスキルその2.自己管理能力

フリーで働き始めると、会社が厳しく時間の区切りをつけてくれる職場とは違い、自分の好きにスケジュールを立て、好きな時に仕事ができるようになります。これは、自由にやりやすい環境で働けるという反面、自己管理能力がしっかりしていないと仕事の調整が上手くいかずに、プロジェクトをスムーズに進めることができなくなるという危険もはらんでいます。

また、体調面でも自己管理能力はとても大切です。仕事を詰め込み過ぎて体調を崩してしまうと、予定通りに業務が進まず収入も不安定になります。見張られているという感覚が無いと、規則正しい生活ができなくなりがちですが、フリーで働くからこそ、1日の予定をしっかり立てて身体に無理が無いペースで働くようにしましょう。

環境を変えたいなら起業ではなく「TechStars」で転職するという選択肢も

SEの独立について様々な点から説明してきましたが、やはり自分一人で会社を立ち上げたり、フリーランスで食べていくと決意するのは敷居が高いものですよね。

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