【職種別】ITエンジニアの平均年収一覧|年収に差がでる違いとは

ITエンジニアの平均年収

ITエンジニアには様々な職種が存在し、それぞれの職種で年収額も異なるものです。

今回は、
「Webエンジニア」
「ネットワークエンジニア」
「セキュリティエンジニア」
「フリーエンジニア」
「カスタマーエンジニア」
の5つの職種について見ていきましょう。

まずは何よりその仕事内容を知る必要があります。仕事内容を知ればその職種の給与が高いかどうかの判断もできるので把握しておきましょう。

Webエンジニア

WebエンジニアはWeb上で活躍するエンジニアです。Web系の仕事というとサイトの製作やサーバーの立ち上げ、運用や保守に加え様々なものが存在しています。サイト製作だけであればHTMLとCSSというマークアップ言語の知識は必須ですが、動的な効果を加えたいならJavaScriptを使うと良いでしょう。またメールフォーム等の通信機能を実現するならPHPなどのプログラミング言語も有用です。

人の目に触れやすい業界なので華々しく見えますが、その分、開発環境や言語の更新は早めです。そのため常に学習が必要で、情報収集を怠ると知らない間に時代遅れとなっているかもしれません。新しい情報に触れることに抵抗が無く、デザイナー等と協力しながら仕事をしてみたい方にとって相応しい職業と言えるでしょう。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの主な目的はネットワークの構築です。Webの根底となる分野に関わるエンジニアと言えるでしょう。家庭用のパソコンではなく特に企業が運用するサーバーに関する知識が問われる職種です。

そのため、プログラムを書くことができなくてもネットワークエンジニアになることは可能となっています。代わりにサーバーに関する知識やサーバーに入れるOSであるLinuxOSへの知識が必要となるでしょう。

ネットワークの設計、構築、運用、保守を主な職域としていますが、特に実際のサーバー機器を持ち運ぶのはネットワークエンジニアの特徴と言えるかもしれません。四角く重い物理的なモノとしてのサーバーにケーブルを接続しネットワークを構築することもあるので体力を使う仕事でもあります。

また、ネットワークに障害が起きれば即座に対応しなければいけないので責任の重い仕事です。また、プログラムは不要と先述しましたが、スペシャリストを目指す場合にはプログラムに習熟する必要があります。

セキュリティエンジニア

企業がウイルスやマルウェアを始めとしたセキュリティの脅威にさらされるようになり作られた職種がセキュリティエンジニアです。セキュリティはあらゆる点に関わっているため、広範で深いネットワークへの知識が必要となります。既に大規模なネットワークの設計、構築、運用、保守を経験した方でないとこの職種に就くことは難しいかもしれません。

また、セキュリティエンジニアはトラブル防止と解決のために企業に雇われます。そのため、トラブルが発生したなら直ぐに解決できる人材として重宝されるでしょう。それは逆を言えばトラブルを解決できなければ不要という事です。

セキュリティが悪意をもった人物に破られると会社を揺るがしかねない状況が発生します。そのトラブルの解決を担当するのがこの職種ですから、ITエンジニアの中でも特に責任の重い立場にあると言えるでしょう。高い知識と技術が求められるエンジニアです。

フリーエンジニア

これは職域ではなく雇用形態による分類です。会社という組織に縛られず個人として仕事をこなすエンジニアとなります。そのため専門領域はフリーエンジニアごとに異なり、Webエンジニアやソフトウェアエンジニア、システムエンジニアからネットワークエンジニアまで様々なエンジニアによって構成されている状況です。

特に近年では会社員よりもフリーで活動するエンジニアが注目されることもあり、その数は増えているといえます。仕事を請け負う仕組みも作られつつあるため、従来よりも活動しやすい環境になっている状況です。

フリーエンジニアは会社員ではありません。それは会社組織に雇用されているわけではないということです。そのため仕事量が安定しない場合には不安定な立場となります。また社会保障費は全額支払わなければなりません。さらに会計や経理といった事務作業も必須です。フリーエンジニアというとスタイリッシュな響きはあるのですが、その実態は結構な努力が必要となります。

営業、開発、事務を全て自分でこなすか、それとも他者と連携を図ったり各種サービスを利用するか、考えることはたくさんあるのです。自由を享受できる立場なのですが、その分会社に依存することはできません。自分の実力を発揮できる、厳しくも責任の重い労働形態です。

カスタマーエンジニア

特殊な機械を販売している会社にはそれぞれカスタマーエンジニアが存在します。カスタマーエンジニアは自社の機械におけるあらゆるトラブルを解決する職種です。

例えば、駐車場の券売機、コピー機やFAXなどの機能を併せ持つ複合機といった、保守に特殊な知識を必要とする機械の修理とメンテナンスが主な仕事となります。そのためハードよりのエンジニアと言え、必要な知識は会社が扱っている機器の知識です。他のエンジニアとは毛色が異なりますが、会社にとってなくてはならない存在と言えます。

カスタマーエンジニアに期待されていることは「トラブル解決」です。特殊な機械というのは会社独自の秘密も盛り込まれているので現地の人間に作業してもらえる項目にも限度があり、自ら赴いて随時修理していかなければなりません。もし修理の要請がかぶってしまった場合、かなりハードでしょう。

どちらを優先するか決定しなければいけませんし、その間の対症療法も指示しなければいけません。実際に自分の体を使って移動しなければいけないため、肉体的にも疲労が溜まるでしょう。ですが、カスタマーエンジニアは現場の人間にとってこれ以上無い頼れる存在として尊敬されるはずです。修理をして感謝されることに喜びを感じる方にとって相応しい職種と言えます。

各職種の年収

Webエンジニア:512万円
ネットワークエンジニア:547万円
カスタマーエンジニア:350万円
セキュリティエンジニア:597万円
フリーエンジニア:400万円程度

このように、職種によって100万円以上年収差がでるようです。

 

年代別ITエンジニアの平均年収

ITエンジニアとひとくくりにして考えたときの平均年収は、厚生労働省が公開している賃金構造基本統計調査を見ることで分かります。統計表の中でも年齢別に区分けされているものは「職種・性、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」です。

なお、今回は男女の平均を取ってシステムエンジニアとプログラマーについて計算をしました。

計算式:((きまって支給する現金給与額平均) × 12 + (年間賞与その他特別給与額平均))×1000

システムエンジニア男性

20代:3,964,900円
30代:5,617,050円
40代:6,322,000円
50代:6,815,450円

システムエンジニア女性

20代:3,519,400円
30代:5,049,400円
40代:5,312,450円
50代:6,141,150円

プログラマー男性

20代:3,929,350円
30代:4,652,650円
40代:5,356,400円
50代:5,653,500円

プログラマー女性

20代:3,319,300円
30代:4,126,300円
40代:4,556,050円
50代:4,954,000円

 

次に、各職の男女差の平均を取ってみます。

システムエンジニア

20代:3,742,150円
30代:5,333,225円
40代:5,817,225円
50代:6,578,300円

プログラマー

20代:3,624,325円
30代:4,389,475円
40代:4,956,225円
50代:5,303,750円

 

最後に、システムエンジニアとプログラマーの平均をとってITエンジニアとして一つくくりましょう。

ITエンジニア

20代:3,683,238円
30代:4,861,350円
40代:5,386,725円
50代:5,941,025円

エンジニアは年収に男女差がある職種で、システムエンジニアとプログラマーでもその金額には違いが出ます。そのためITエンジニアとして全てのデータを一緒くたにすることは現実を反映しているとは言い難いかもしれません。ですが、一種の平均的な指標として捉えることは可能です。ITエンジニアという広範な職種を含む分類における年収額として把握しておくと良いでしょう。

企業規模別エンジニアの平均年収

まず大事なことは何を持って大企業とし、中小企業とするかです。実はこの分類については「中小企業基本法第2条第1項」について明記されています。それによると産業ごとに大企業と中小企業を分類する基準が異なることが分かり、ITエンジニアが属する「サービス業」については以下のような定義がされています。

「資本金の額又は出資の総額が五千万円以下」で「従業員の数が百人以下の会社及び個人」であること、が中小企業の条件なのです。

 

この定義に照らし合わせて大企業と中小企業のITエンジニアにおける年収額を見ていきましょう。今回もまた賃金構造基本統計調査の統計表を利用します。今度は年齢は関係無いので「職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」を使用します。

 

計算式:(きまって支給する現金給与額 * 12 + 年間賞与その他特別給与額)*1000

システムエンジニア

企業規模1,000人以上:6,053,700円
企業規模100~999人:5,271,300円
企業規模10~99人:5,114,500円

プログラマー

企業規模1,000人以上:5,340,500円
企業規模100~999人:4,111,300円
企業規模10~99人:3,781,500円

 

企業規模が100人以上のところは大企業なので、100人以上と未満で分けてみましょう。

システムエンジニア

大企業(100人以上) :5,662,500円
中小企業(100人未満):5,114,500円

プログラマー

大企業(100人以上) :4,725,900円
中小企業(100人未満):3,781,500円

では次に両者を合わせたものをITエンジニアと考えてみましょう。

ITエンジニア

大企業(100人以上) :5,194,200円
中小企業(100人未満):4,448,000円

企業規模別に見るとやはり大企業の方が年収は良いようです。システムエンジニアとプログラマーを比較した場合、年収額だけを考えると大企業は有利と言えるでしょう。

アメリカのエンジニアの平均年収

アメリカのエンジニアの平均年収はBureau Of Labor Statisticsという労働者統計によって分かります。2016年3月におけるのComputer Programmersの項を見てみましょう。なお計算を簡単にするため「1ドル=100円」として考えておきます。

Mean annual wage:約8,518,000円

ITエンジニアの全ての平均がこのぐらいの給与となっているわけです。日本と比較するとかなり待遇の良い世界と言えるかもしれません。各職種の内訳は以下のようになっています。

  • Computer Systems Design and related Services:約8,578,000円
  • Software Publishers:約9,694,000円
  • Management of Companies and Enterprises:約8,321,000円
  • Employment Services:約9,113,000円
  • Colleges, Universities, and Professional Schools:約7,036,000円

概ね800万円から900万円程度の年収額と考えて良いかもしれません。ただ雇用人数には地域差があり、カリフォルニア州では37,570人の労働者がいますが、ワイオミング州には210人しかいません。

また、ワイオミング州での年収額が$60,650であることから、地域によって年収にはかなりの差がついていると言えるでしょう。ちなみにカリフォルニア州の平均年収は$92,380となっています。

アメリカはそれぞれの州が広く、ひとくくりで考えるには広大すぎる国です。もしアメリカでエンジニアとして成功を目指す場合は、各州におけるエンジニアの状況を把握しておくことが重要でしょう。基本的に都会では年収額が多く、田舎では低くなるという傾向です。

平均年収が高いエンジニアと低いエンジニアの違い

まずは職種です。冒頭で見たように、カスタマーエンジニアの年収はITエンジニアの中でもかなり低い状況です。そのため年収額だけを見るならセキュリティエンジニアは良い職種と言えるでしょう。

こうした職種を選ぶ段階から年収額はある程度決定します。その後の年収額にも響いてくるので、より多い収入を得たいのであればより良い年収額が設定されている職種を目指すと良いでしょう。

それから企業規模も年収に直結する要素です。統計を見る限り中小企業よりも大企業のほうが年収額は良いのが実情と言えます。大きく安定した企業に入れば、現在よりも多くの収入を得ることができるでしょう。

また、年功序列を守っている企業では年々昇給することが期待できます。年功序列は1つの崩し難い構造で、悪い意味でも良い意味でも会社組織を構成する地盤です。ただ現代では終身雇用が期待できるかというと難しい状況でもあります。できるだけ安定した業績のある大企業に入ることが年収額を確実に上げる方法なのかもしれません。

ITエンジニアが年収を上げる方法

年収額を上げるには上記項目で述べたような、職種と企業規模を基準とした方法が有効です。フリーエンジニアの多くが年収400万円という統計を参考にするなら、自分で仕事を獲得することは難しいといえるかもしれません。

ただ、自分でユニークなサービスを作り上げ運営するなら統計など関係ありません。もしサービスが軌道に乗れば年収額は跳ね上がるでしょう。

確実に年収額を上げたいのであれば自分の腕を磨くことが必要です。技術力の高い方というのはどこでも必要とされるものですし、技術力の低い方では出来ない仕事をこなしてくれます。今すぐに収入が上がるという事にはならないかもしれませんが、自分の技術を磨き上げておくと良いでしょう。思わぬ仕事を引き受けることができ、大幅な年収アップに繋がる可能性があります。

また、会社が副業を認めているのであれば、プライベートで開発の仕事を引き受けてみると収入がアップします。直接的にお金を稼ぐ方法で、上手く行けば定期的に依頼を受けることができるかもしれません。経験を積んでゆけば自分の力や実績になります。自分の実力を試す良い機会となるでしょう。

そこで自分に足りない部分を自覚し、補い、成長していけばいつかは立派なITエンジニアになっているはずです。そして技術力の高いITエンジニアは貴重な人材であり、仕事をしてもらいたい方でもあります。順調に副業を継続していけば、自然と収入は大きな額となっているかもしれません。

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