セキュリティエンジニアの仕事内容とは|平均年収・資格・スキルなど

セキュリティエンジニアの仕事内容

インターネットの世界は自由で利便性が高いため様々な形で利用されるようになりました。企業の自社サイトはもちろん、料理のレシピを投稿できるサイトや匿名掲示板、ソーシャルネットワークサービスなどのサービスも大々的に展開され多くの利用者を生み出しています。

ですがそうした自由な世界というのは見方を変えれば危険に満ち溢れていると言う事ができます。サイトを構築したりサービスを運用する技術もあれば、サイトを破壊したりサービスを乗っ取る技術も存在しています。こうしたインターネットを介した脅威に対抗するスペシャリストがセキュリティエンジニアなのです。

セキュリティエンジニアはあらゆるインターネット上の脅威から自社ないし依頼企業のセキュリティを守る役目を担っています。ただ伝統的な職業ではなく新しく創設された職業なので担当領域が固定化しているわけではありません。そのため職域の範囲は企業によるという状況です。もちろん少なくとも担当するネットワークを外部の危機から守るという点は共通しているでしょう。

実際にどのような危険が企業を襲っているかを確認しておきましょう。情報処理推進機構が2016年に公開した「情報セキュリティ10大脅威 2016」という資料を見るとセキュリティエンジニアが直面する相手の姿が見えてきます。

情報セキュリティの専門家らによる「10大脅威選考会」のメンバーによって以下の10大脅威が選出されました。なおターゲットが個人の場合と組織の場合の2つのランキングが存在しています。まずは個人ターゲットの10大脅威について見ていきましょう。

参考:情報セキュリティ10大脅威 2016

個人部門

10位:インターネットの広告機能を悪用した攻撃
9位:職業倫理欠如による不適当な情報公開
8位:情報モラル不足に伴う犯罪の低年齢化
7位:ウェブサービスからの個人情報の窃取
6位:匿名によるネット上の誹謗・中傷
5位:ウェブサービスへの不正ログイン
4位:巧妙・悪質化するワンクリック請求
3位:審査をすり抜け公式マーケットに紛れ込んだスマートフォンアプリ
2位:ランサムウェアを使った詐欺・恐喝
1位:インターネットバンキングやクレジットカード情報の不正利用

個人をターゲットにした攻撃ですが、セキュリティエンジニアの職域として十分に対策が求められる脅威と言えるでしょう。不正ログインやランサムウェア、広告機能を悪用した攻撃などは企業へと損害を与える可能性の高い脅威です。

また、情報漏えいや誹謗中傷といった項目はセキュリティエンジニアの職域というよりは会社として全社的に取り組むべき項目と言えるかもしれません。ですが、どれもインターネットを介しているという点が特徴で、解決できない脅威ではありません。次により企業にとっての損害が懸念される組織部門のランキングについて見ていきましょう。

組織部門

10位:過失による情報漏えい
9位:ウェブサービスへの不正ログイン
8位:インターネットバンキングやクレジットカード情報の不正利用
7位:ランサムウェアを使った詐欺・恐喝
6位:脆弱性対策情報の公開に伴い公知となる脆弱性の悪用増加
5位:ウェブサイトの改ざん
4位:サービス妨害攻撃によるサービスの停止
3位:ウェブサービスからの個人情報の窃取
2位:内部不正による情報漏えいとそれに伴う業務停止
1位:標的型攻撃による情報流出

いくつかは個人部門と被る項目も存在していますが、よりこちらの方が組織をターゲットとした脅威となっています。地方自治体や企業のサイトがジャックされウェブサイトが改ざんされるというニュースが稀に見られますが、そのターゲットが自社ないし依頼企業にならないとも限りません。

またソフトウェアやOSの脆弱性が公知となることで、更新をしないユーザーへ向けた悪意あるスクリプトには気をつける必要があり、その企業を標的として攻撃してくる犯罪者に対して真っ向から立ち向かわなければいけません。

サイバー戦争という言葉がありますが、正に相手は「敵」としてセキュリティエンジニアの前に立ちふさがるでしょう。ありとあらゆる手段を講じて企業を守りぬかなければいけません。

ランキングの中でも特に「ランサムウェア」について警戒を強める必要があります。これは感染すると端末の機能を停止させ、復旧のためには金銭を払うことを要求するというウイルスです。近年では感染力の強いものが次々と生まれているのでセキュリティエンジニアとして迅速な対策を前もって行わなければならない強力な脅威となっています。

インターネット上の脅威は情報漏えいから企業の経済活動事態を一時的に停止させてしまうものまで様々なものがあります。こうした脅威に対応するべくセキュリティエンジニアという職業が生まれました。

新しい職業ですが危機意識の高い企業にとっては必要な存在となっています。インターネットの理由が必須な企業にとっては、いわば企業を守る守護者のような存在と言えるでしょう。

セキュリティエンジニアの平均年収

求人情報サイトindeedでは情報セキュリティエンジニアの給与が公開されています。早速見てみましょう。

indeed:情報セキュリティエンジニアの日本での給与

平均給与:592万円
最低給与:164万円
最高給与:1,286万円

なかなか途轍もない振れ幅となっていますが、最多報告は592万円で、ほぼその値に準じた募集がされています。例えば633万円、596万円、610万円、など600万円台の募集の他に、487万円や539万円といった求人内容も見られ、取り合えずの指標としては平均給与の592万円をめどにして企業を選ぶのが良いかもしれません。

セキュリティエンジニアに資格は必要?

セキュリティエンジニアは高度な技術職ですが基本的に資格は必要ありません。ですが企業としてはセキュリティのプロフェッショナルとして期待しているわけですから、力を証明するものとして資格を取得しておくことは有利に働くでしょう。原則として資格が必須というわけではありませんが、実情としては何かしら資格を取っておくべき状況です。

セキュリティエンジニアが取得していると役立つ資格一覧

セキュリティエンジニアに関する資格には公的な情報処理技術者資格と民間によるベンダー資格の2つが存在しています。情報処理技術者資格としてはあらゆるIT技術の基礎となる「基本情報処理者」がセキュリティに関連している状況です。基本的にセキュリティエンジニアの資格と言えばベンダー資格なのでその一覧を見ておきましょう。なお資格取得が簡単な順から記載していきます。

・ORACLE Silver Fellow
・ORACLE MASTER Bronze Oracle Database
・CompTIA
・CompTIA Network+
・CIWセキュリティスペシャリスト
・ORACLE MASTER Silver(Application Server)
・CompTIA Server+、CompTIA Security+
・MCP、LPIレベル2
・マスターCIWアドミニストレータ、CCSP
・MCSE

また、他にも「CISSP」「SSCP」「GSE」「CCNA」「CCNP」とかなりの数の資格が存在しています。まずはORACLE Silver Fellowや基本情報処理者を目指すところから始めて見ると良いかもしれません。

セキュリティエンジニアに求められるスキル

プログラムの世界の中でも取り分け高度な分野がセキュリティ分野となります。専門知識が要求され、日々脅威の姿は形を変えるため情報収集にも気を配らなければいけません。

常に進化し対策が必要となる分野なのでそれ相応のスキルが要求されます。セキュリティエンジニアには日々勉強を続けられる気概や技術への好奇心、それからもちろんそれらを理解し吸収する能力が必要と言えるでしょう。

セキュリティエンジニアがスキルアップしたい時におすすめの勉強法

日々繰り返される脆弱性とそのパッチの内容を調べることは現実に即した勉強法と言うことができます。実際に被害をもたらしているものを解析することは必ず自分の身となるでしょう。

また、資格取得の勉強をする過程で基本的な知識を身につけることも大事です。範囲は膨大なので日々こつこつと分からないところを調べながら知識を蓄えるようにしましょう。

セキュリティエンジニアの現状

セキュリティというのは目に見えない分野なのでリスク管理を怠る企業にとっては後手になりがちな部分です。ですが企業規模がある程度以上の企業ではセキュリティエンジニアを必要としているようで、求人数も多い状況となっています。インターネット上の脅威が喧伝されるようになり段々とその需要は高まっているのが現状です。

セキュリティエンジニアの将来性

インターネットが発達しIoTな世界になるにつれセキュリティへの需要は高まります。人々にとって便利な世界というのは悪人にとっても犯罪がしやすい世界ということに他ありません。

そのため技術が更新されるたびに世間は脅威に晒されるわけです。そうしたときに脅威を退けることができる専門化がセキュリティエンジニアとなります。需要が高まることはあっても無くなるということは有り得ない職業なのです。

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