会社を辞めるべきかの判断軸・辞めるときの伝え方・転職方法

1:会社を辞めると決断した時の伝え方(良い例・悪い例)

(1)良い例

会社を辞めると決断した時の上司への伝え方として望ましい方法は、まずは内々に「ご相談したいことがある」と上司に伝え、会議室に来てもらい「実は会社を退職したいと考えています」と、口頭で伝える方法が良いです。そして、退職したい理由を説明し、転職先が決まっている場合には、その旨も合わせてを伝えましょう。

最初に、内々に上司に口頭で退職の意向を伝えたほうが良い理由は、上司にとっては部下が退職するということは、上司にとっては人事評価上マイナスポイントとなる可能性が高いからです。法令上は、会社を辞めることについては上司や会社の許可を得る必要性はまったくありませんが、円満に会社を辞めるために、口頭であらかじめ上司に伝えるほうが退職手続きが円滑に進みます。

そして、退職理由としては「実は、以前から自分がやりたい仕事があり、今回やっとその仕事に携われる機会に恵まれた」などとできるだけ前向きな理由を伝えれば、上司の人事評価にマイナスポイントを与えることもありません。

口頭で内々に上司に会社を辞める意思表示をしたあと、退職日付を上司と決めたうえで、数日後に書面で退職願を提出するのが良い方法だと思います。

(2)悪い例

会社を辞めると決断した時の伝え方として、悪い例としては、オフィスのデスクの場所で、周囲に同僚社員がいる前で上司に対して「私、会社を辞めることにしました」などと退職話を切り出してしまうことです。これでは、上司のメンツを潰してしまいます。例えば、上司がプロジェクトマネージャーならば、その上司の開発部長にもすぐに社員がいきなり退職話を切り出したと伝わって、プロジェクトマネージャーの立場は悪くなってしまう可能性が高いです。

そして、退職が決まっても残っている有給休暇の消化については理由をつけられて、上司から承認されない可能性があります。また、できるだけすみやかに引継ぎ業務を行い、できるだけ早い日に退職をするよう会社から迫られてしまうかもしれません。そうなると、転職先に入社したあと、転職先の人事担当者から「〇月〇日に前の会社を辞める予定だったのが2週間も早まったんですね。何かあったのですか?」などと疑念を抱かれてしまい、転職した早々、次の会社で色眼鏡で見られる可能性さえ出てきてしまいます。

ですので、会社を辞める決断をしても、できるだけ円満退社を心がけることが重要です。

2:会社を辞める前にすべきこと

会社を辞める決断をしたら、まずは在職中に転職活動を行う必要があります。ITエンジニアに特化した人材紹介エージェントに登録して求人案件を紹介してもらったり、自分自身で転職サイトを通じて転職活動を行います。

次の勤務先の会社が見つかる前に、自発的に会社を辞める場合には失業手当を受給することになりますが、退職してすぐに受給できるわけではありません。受け取るまでに、約2ヶ月から3ヶ月かかります。このため、空白期間を作らないよう、在職中に次の転職先から内定をいただく必要があります。

また、退社決断後は社内でのプロジェクトにおいては自分からは積極的に仕事の提案や、この仕事については自分が担当したいなどと積極的な行動にでるのは抑えるべきだと思います。積極的な提案や行動をしておきながら、それから1ヶ月後に次の会社から内定をもらい、会社に退職願を提出すれば、同僚社員からは白い目で見られたり、非難されるのは避けられません。

円満に会社を辞めるためにも、いったん辞める決断をしたならば、積極的な仕事をするのは抑え、淡々と与えられた仕事をこなす程度にすべきだと思います。

3:本当に会社を辞めるべきなのかの判断軸

会社を辞めるべきなのか、留まるべきなのかの判断をするには、その人の状況と会社の状況によって複数の判断軸が考えられます。

一つ目が、切迫した事情によるものです。例えば、勤務している会社が赤字決算続きで、経営危機に陥っているケースです。この場合であれば、転職を決断するのはやむを得ないと思います。年齢が20代や30代のITエンジニアであれば、転職活動をおこなえば短期間で次の会社から内定を得られる可能性が高いです。

一方、会社が経営危機に陥っていても年齢が40代後半や50代であれば、転職活動をしても次の会社が見つかるかどうかは見通しがつかないと言わざるを得ません。このため、慎重に検討して辞めるか否かの決断をくだす必要があると思います。

二つ目が、会社での人間関係です。同じプロジェクトチームで、上司との人間関係が悪いようなら、居心地が悪いと感じてしまうと思います。また、職場の実態として、上司であるプロジェクトマネージャーが他の部下とグルになって、嫌がらせ的な行為をしてくるようなら、もはやこの職場では働きたくないと悩んでしまうと思います。

このようなケースでは、規模の大きな会社では、人事部や、上司のそのまた上司に直接相談して他のプロジェクトチームへの異動願を出すことも可能だと思います。しかし規模の小さな会社では、人事異動の希望を受け入れてもらえるだけの複数のプロジェクトを抱えていないことも考えられます。そのような場合は、いっそのこと転職を考えてしまいがちですが、人間関係を理由にして転職活動をしても、人材紹介エージェントや、採用面接において応募した企業の面接官から良い反応をもらえる可能性は低いと思われます。

会社を辞める決断を下すには、人間関係の悪化以外にも、決め手となる理由が必要になると思われます。

他にも、自分のやりたい仕事を求めて、転職を決断するというものがあります。これは、転職理由としては正当なものとして、人材紹介エージェントや応募した企業の採用担当者からも好意的に受け止められると思います。

本当に会社を辞めるべきかを判断する際には、自分自身の気持ちを軸に据えるだけでなく、人材紹介エージェントや転職活動をした際の応募先企業の採用担当者が退職理由をどのように受け止めてくれるかまで考えるべきだと思います。

また、年齢によっても判断軸は異なります。20代ならすぐに転職先は見つかりますが、50代になると、転職活動を開始してから1年が経過しても次の会社が決まらないケースは少なくありません。ですから年齢も大きな要素です。

4:会社を辞める決断をしたなら転職しよう

いったん会社を辞める決断をすると、もはや、いま在籍している会社には愛着がなくなるものです。そして、現在携わっているプロジェクトに対しても情熱が薄れてしまうものです。

ですから、いったん会社を辞める決断をしたら、すみやかに次の会社に転職して、その会社で活躍したいと願うのが人間というものです。

辞める決断をしたからには、自分の希望条件を整理して、何を優先事項として転職活動をおこなうのかを明確にする必要があります。プロジェクトの内容や、次の会社でのポジション、あるいは年収、そして勤務時間などがあります。女性の方ならば、女性が出産後も働きやすい職場か否かというのも重要になると思います。

ただし、転職するにあたって、面接官との相性や、自分のやりたい仕事ができるかがポイントとなると思います。この2つの要素を充たすと、次の会社で長く継続して働くことができるはずです。

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