Webデザイナーの年収は高い? | 平均年収・年収アップの方法

Webデザイナーの平均年収

転職サイトの「DODA」がDODAエージェントサービスに登録した約27万人のデータを元に算出した「平均年収ランキング」(https://doda.jp/guide/heikin/#job-item02)によると、2016年度のWebデザイナーの平均年収は344万円で、全86職種中77位という結果になっています。

以下、「平均年収ランキング」からランキングの上位と下位をそれぞれピックアップしてみます。

・平均年収ランキング上位5位
1位:投資銀行業務:777万円
2位:運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト):773万円
3位:MR:710万円
4位:経営企画/事業企画:681万円
5位:知的財産/特許:664万円

・平均年収ランキング下位5位
1位:美容師/エステシシャン:278万円
2位:調理スタッフ:292万円
3位:ホール・サービススタッフ:293万円
4位:医療事務:296万円
5位:営業事務:324万円

Webデザイナーの平均年収は残念ながらランキングトップの「投資銀行業務(777万円)」の半分よりも低く、全86職種中77位という順位が示す通り「平均年収ランキング」の下位に位置する5つの職種に近い金額になりました。

そして86職種の平均年収が前年比2万円増の442万円ですので、Webデザイナーの344万円という数字は平均よりも98万円ほど低い金額となっています。

ちなみにWebデザイナーの順位の前後を見ると、76位が「Web編集/Webコンテンツ企画」で350万円、78位が「鉄道・空港・船舶関連」で同じ344万円となります。

では年齢別に平均年収を見ていきましょう。

20代の平均年収

同じくDODA「平均年収ランキング」のWebサイトから、Webデザイナーの年代別平均年収を過去5年間にわたって見てみます。

・20代の平均年収
2016年版:308万円
2015年版:305万円
2014年版:300万円
2013年版:304万円
2012年版:302万円

同サイトによると、2016年度の20代の平均年収は308万円でした。過去3年間のデータで見ると拡大基調にはありますが、残念ながらその上昇率は微々たるものにとどまっています。ボーナスなどの手当てを考慮せずに単純に12で割って計算すると月収は「25万6,666円」です。

ちなみに2016年度の全職種の平均年収(20代)は354万円ですので、Webデザイナーの20代の平均年収はそれよりも46万円ほど低い計算になります。

30代の平均年収

・30代の平均年収
2016年版:363万円
2015年版:370万円
2014年版:349万円
2013年版:362万円
2012年版:359万円

30代の平均年収は363万円でした。2012年の数値からは4万円ほどアップしていますが、前年のものと比べると7万円のダウンとなっています。

ただ過去5年間のデータで見れば、多少の増減こそあるものの横ばい状態にあると言えるでしょう。この数字も単純に12で割ると月収は「30万2,500円」となります。

30代の全職種の平均年収は467万円ですので、Webデザイナーの30代の平均年収はそれよりも104万円ほど低い計算になります。20代の時点での平均年収の差額は46万円でしたので、30代になって平均年収との差額が大きくなっていることが分かります。

40歳以上の平均年収

・40歳以上の平均年収
2016年版:410万円
2015年版:374万円
2014年版:387万円
2013年版:383万円
2012年版:396万円

40歳以上の平均年収は上記の通りとなっています。2016年度の平均年収は前年度比で36万円ほど増加していますが、過去5年間のデータで見ればこちらもそこまで大きな伸び率とはなっていません。410万円を12で割ると月収は「34万1,666円」となります。

DODAによる40歳以上(40代、50代)の平均年収は633万円ですので、40歳以上のWebデザイナーの平均年収はそれよりも223万円も少ない数字になります。

また上記のデータには記載されていませんが、40代と50代でそれぞれ平均年収を見ると50代の方が平均年収が低く、Webデザイナーという職種は40代がピークになっていることも分かりました。

Webデザイナーの仕事は徹夜が続くこともあるなど肉体的にハードなものになりますので、40代がピークになるのはそういった要件が絡んでいるものと考えられます。

海外のWebデザイナーの平均年収

ついでに海外のWebデザイナーの平均年収も調べてみます。今回は比較対象としてアメリカ、カナダ、イギリスの3カ国をチョイスしてみました。「payscale」によると各国のデータは下記の通りになります。

アメリカ:$48,659(※1)
カナダ:C$46,930(※2)
イギリス:£22,950(※3)

それぞれの通貨を円に換算すると以下のようになります。ちなみに$は110円、C$は82円、£は124円で計算しました。

アメリカ:535万2,490円
カナダ:394万8,260円
イギリス:284万5,800円

ではそれぞれの国について簡単にみてみましょう。

アメリカ

この中では最も大きな数字となっているのがアメリカのWebデザイナーです。

その後のキャリアとしては「Webデベロッパー」「シニアWebデベロッパー」「ソフトウェアエンジニア」「ユーザーエクスペリエンスデザイナー」などが挙げられますが、アメリカの場合において特徴的なのは地理的要因が年収に大きく影響していることです。

サンフランシスコ、シアトル、ニューヨーク、ワシントン、ボストンといった都市では国家平均よりも平均年収が高くなる傾向があります。

また収入に影響を与えるスキルの1位は「UIデザイン」、2位は「JavaScript」、3位は「Webデザイン」となっています。

カナダ

日本よりも若干高めの数字になったのがカナダのWebデザイナーです。

その後のキャリアとしてはこちらも「シニアWebデベロッパー」「ソフトウェアデベロッパー」「Webデベロッパー」といったパスを辿ることが多くなっていますが、アメリカよりは実務経験が重要視される傾向があります。

収入に影響を与えるスキルの1位は「Webデベロップメント」、2位は「JavaScript」、3位は「Webデザイン」となっています。

イギリス

日本を大きく下回ったのがイギリスのWebデザイナーです。284万円という数字は日本で最下位となった「美容師/エステシシャン(278万円)」とほぼ同額となっています。

そしてイギリスの場合もアメリカと同様に地理的要因が年収に比較的大きな影響を与えています。ロンドンやブリストル、マンチェスターといった都市で平均年収が高くなる傾向があります。

ただイギリスにおいてもWebデザイナーという仕事はたくさん稼げる仕事にはなっていません。

収入に影響を与えるスキルの1位は「Adobe InDesign」、2位は「jQuery」、3位は「UIデザイン」となっています。

※1:http://www.payscale.com/research/US/Job=Web_Designer/Salary
※2:http://www.payscale.com/research/CA/Job=Web_Designer/Salary
※3:http://www.payscale.com/research/UK/Job=Web_Designer/Salary

Webデザイナーで年収1000万円は可能?

現時点では年収1000万円を稼ぐWebデザイナーは一定数存在しています。

ただWeb制作会社や大手企業の制作部門に所属しながら年収1000万円というのは難しく、年収1000万円を稼ぐWebデザイナーのほとんどがフリーランスのWebデザイナーとなっています。

フリーランスのWebデザイナーの場合は単発でWebサイトを受注し、開発から運営までを毎月定期的に行ってはじめてその合計金額が1000万円を超える計算になります。

つまり1箇所での仕事、1つの仕事で1000万円という単価になるわけではなく、いくつかの案件を複数こなすことで可能になる金額ということです。

大企業でも制作部門などのリーダーになれば年収1000万円を超えることもありますが、一般的には1つの企業で年収1000万円を超える社員を抱えることは難しくなっているのが現状です。

フリーランスのWebデザイナーが高単価の案件を受注するにはWeb制作に対する高いスキルに加えて、それだけの案件を受注する営業力と信頼性が必須となるでしょう。デザインとコーディングしかできないWebデザイナーが高い収入を得ることは、残念ですがもうほとんどできなくなってしまっています。

Webデザイナーが年収アップのためにすべきこと

現在においてWebデザイナーに求められる基本スキルは以下の項目を複数以上満たしていることとされています。

・Photoshop、Illustrator、DreamweaverといったAdobeソフトの実務経験1年以上
・iOSおよびAndroidアプリのデザイン経験
・HTML5/CSS3/JavaScriptを使用したWebサイトの構築、実装経験
・レスポンシブWebデザインの構築、実装経験

ですので年収アップのためにはやはり「基本スキル+α」のスキルを身につけることが重要になります。では「+α」のスキルを4つのポイントにまとめてみます。

①レスポンシブWebデザインのスキル

基本スキルと重複しますが、PCからのアクセスよりもスマホからのアクセスの方が増えていることや、中小企業のWebサイトにおける引き合いがまだまだ多いことを理由に、レスポンシブWebデザインでの実装経験は多ければ多いほど有利な状況になっています。

②JavaScriptのスキル

HTML/CSS/JavaScriptと一括りにされることも多いですが、JavaScriptをフルスクラッチで実装することができれば他のデザイナーと大きな差別化が可能となります。フリーランスの業務委託案件でJavaScriptスキルが求められることが多くなっていますので習得しておいて損はありません。

③コミュニケーションスキル

たくさんのクライアントとやり取りをするにはコミュニケーションスキルは必須となります。

基本スキルがともなっていなくてもコミュニケーションスキルさえあればなんとかなる(必要に応じて基本スキルは比較的簡単に伸ばすことができる)という考え方もありますので、年収アップのためにはコミュニケーションにもしっかりと注意をはらいましょう。

④マネジメントスキル

時間や人的リソースを有効に使えるWebデザイナーの方が評価が上がります。制作部門のリーダー職やフリーランスの仕事ではプロジェクトをまとめることが基本になってきますので、普段からプロジェクト全体を俯瞰的に眺めるように心がけてください。

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