ITベンダーとは | 平均年収・企業ランキング・SIerとの違い

ITベンダーとは?

「ITベンダー」とは、ITのソフトウェアやシステムをはじめとした、IT製品やサービスの販売事業を展開している企業のことを指しています。「ベンダー」とは、英語の「vendor」から来ており、「販売者、売り手」という意味を持っている単語です。

企業によって、実際に手がけている商品やサービスは多岐に渡っています。あくまで「ベンダー」は売り手のことであるため、自社で開発していない製品の販売のみを担当しているITベンダーも少なくありません。

一方で、ソフトウェアやシステムをはじめとした、IT製品やサービスを自社開発し、販売までをトータルで担当している企業もあります。

システムの開発や構築を自社で行っている企業の場合は、「ITベンダー」と呼び方以外に、「システムインテグレーター」という呼び名もあります。

セキュリティソフトやサービスを手掛けている場合は、「セキュリティベンダー」という、特化した呼び方を使うケースもあるでしょう。

ITベンダーの平均年収

ITベンダーの平均年収は、およそ720万円前後になっています。IT業界の中でも、特にベンダーは大手企業が多く、事業規模も大きいところが多いため、平均年収はやや高めとなっています。

もちろん、企業ごとによって具体的な金額は異なって来ますし、個人のスキルや経験、年齢やポジションによっても、年収は変動してきます。トップクラスのITベンダーの社員であれば、年収が1000万円を超えるケースも珍しくありません。

日本の大手ITベンダー企業の売り上げランキング

5位 日本IBM

「日本IBM」は、手掛けているソリューションの数が、圧倒的に多いことで知られています。

国内のITベンダーとしてもトップクラスの売り上げを誇っているのは、クラウド、モバイル、アナリティクス、コマース、セキュリティ、Watsonなど様々なソリューション分野において、成功を収めているからでしょう。

アナリティクスでは、ビッグデータの分析を徹底して行い、詳細なデータを活用していることから、提供しているソリューションポートフォリオが非常に包括的であることも知られています。

また、近年ではモバイルエンゲージメントの収益化に成功しているのも、日本IBMの台頭の理由として挙げられるでしょう。モバイル・エクスペリエンスを構築して、クライアントの満足度が非常に高めています。

4位 NTTデータ

「NTTデータ」も、ビッグデータの取り扱いについては、国内でトップクラスに秀でた実績を誇っています。

データ分析はもちろん、企業の意思決定をより迅速にするビッグデータ・BIなどは有名でしょう。

その他にも、NTTデータは、クラウドコンピューティングや決済、オープンソースソフトウェアやセキュリティ、CRM、EPR、ネットワークはもちろんのこと、広く知られるネットワークサービスなども担当しています。

展開しているシステムやサービス、製品の数が非常に多いため、私たちの日常生活のあちこちに、NTTデータが手がけたものがあるのです。近年は、ブロックチェーンやAI技術への積極的な参入においても、IT業界で話題を呼んでいます。

3位 日立製作所

日立グループの「日立製作所」は、世界的にも非常に高い知名度を誇るITベンダーのひとつです。loTやM2Mソリューションにより、独自技術を活用したビッグデータ分析を行っていることで知られています。

分析し割り出されたデータは、自社開発をしている製品やシステムに組み込まれ、各ビジネス支援に登用されています。

HitachiCloudは、やはり世界的な知名度を誇っているでしょう。他にも、ディザスタリカバリやSAPソリューションはもちろん、海外向けのソリューションも非常に積極的に行われており、年々事業規模が拡大されています。

また、システム基盤やネットワーク基盤、ユビキタス基盤やコラボレーション基盤においても、独自の実績を誇っています。近年は、教育機関やヘルスケア機関をターゲットにしたソリューションも多数送り出しており、世間の認知度も高まっています。

2位 NEC

「NEC」は「日本電気」の略称です。1899年に創立された歴史あるITベンダーのひとつで、創業当時はネットワーク構築や通信関連の器材のみを取り扱っていましたが、近年は事業幅をどんどん拡大し、IT業界における様々なサービスや製品を取り扱っています。

loTやマイナンバーインフォメーションなどは、近年の私たちの生活においても、馴染が非常に深い存在だと言えるでしょう。

クラウドやセキュリティはもちろん、AIやビッグデータも取り扱っているほか、情報管理や開発管理においても、国内ITベンダーではトップクラスの実績があります。

運用管理やシステム基盤など、ソフトウェアやシステムの開発から販売まで、一手に担っている企業だと言えるでしょう。

もちろん、創業当時のネットワーク関連機器の取り扱いも、継続して行われています。サーバーやストレージはもちろん、周辺のネットワーク機器は、多数の企業へソリューションされており、そのノウハウは金融機関や官公庁、公共機関でも厚い信頼を集めています。

その上で、新しいサービスの立ち上げや、物流におけるインフラ構築など、事業拡大にも手を抜かず、エンタープライズ事業にも積極的です。

1位 富士通

日常生活に非常になじみ深い「富士通」。国内のITベンダー売り上げランキングにおいて、常にトップクラスを走っており、2013年から2015年までは、三年連続で首位を獲得するなどの好成績を打ち出しています。

富士通が提供するデータセンターサービスは、最新の技術を駆使したセキュリティ力の高いものとなっており、法人から個人まで幅広く支持されています。

その他のネットワークサービスやオンプレミス、laaSやICT運用管理のLCMサービスなど、システム分野における活躍も目覚ましいと言えるでしょう。

更に、サービスクオリティの底上げを狙うため、コストダウンや生産力アップのための経営サポートでも信頼を集めています。GLOVIAソリューションやSAPソリューションにおいても、高い実績があると言えます。

期間システムのグローバルな展開を、より低コストで目指していくDynamicsAXソリューションは、国内外問わず話題になりました。

世界の大手ITベンダー企業の売り上げランキング

5位 Western Digital

「Western Digital」は、アメリカのカルフォルニア州に本拠地を置くITベンダーで、主にハードディスクドライブとフラッシュメモリー製品を製造・販売している企業です。

創業は1970年で、当時はMOS半導体の試験装置の製造事業を展開していましたが、現在はストレージソリューション企業として、世界トップクラスの実績を誇っています。

4位 任天堂

世界ランキングのトップクラスに食い込む日本のITベンダーは「任天堂」です。1889年の創業以来、様々な娯楽アイテムの開発を担当しており、1970年代に家庭用や業務用のコンピューターゲーム機器の開発をスタートしたことから、ITベンダーの仲間入りを果たしました。

庶民文化に親しみの深いキャラクターゲームを多数開発しており、コンスタントな新製品の開発により、その業績を伸ばしています。

近年では、株式会社ディー・エヌ・エーとの協業により、スマートデバイス事業にも乗り出し、事業全体の売り上げを伸ばすことも提唱しています。

高い業績のうちには、自社開発による豊富な知的財産による売り上げも含まれており、IP事業における発展も目覚ましいと言えるでしょう。

3位 BlackBerry Limited

旧社名は「Research In Motion」で、カナダのオンタリオ州にあるITベンダーです。携帯端末管理ソフトウェアと通信機器の開発と販売を担当しており、世界的な知名度と人気を誇る「ブラックベリー」を手掛けています。

携帯端末管理ソフトウェアのみならず、それに伴うネットワークサービスの提供や、車載システムの組み込みソフトウェアプラットフォームQNXの提供なども行っています。

近年では、他メーカーと連携し、企業向けのソリューションも多岐に手掛けています。スマートフォン「ブラックベリー」を事業の中心に据えているため、世界各地の通信事業社とネットワークの直結を進めており、POP・IMAPメールやWebメールなどのプッシュ型電子メールサービスの提供も進めています。

2位 Apple Inc.

アメリカのカルフォルニア州に本社を置く、インターネット官憲の性引くや、デジタル家電製品の開発と販売を担当しているIT企業です。ソフトウェアの開発や販売も多国籍で行っており、世界的な知名度を誇る大企業だと言えるでしょう。

ハードウェア製品として世界的に知られているスマートフォン「iPhone」や、タブレット型の情報端末である「iPad」、パソコン「Macintosh」や音楽プレーヤーの「iPod」など、ブランド力の高い製品を多数送り出しており、クラウドサービスの「iCloud」の開発や販売も担当しています。

また、環境への取り組みにも積極的で、再生可能エネルギーの活用や、リサイクルの促進なども提唱しています。大規模な太陽光発電施設への投資や、関係施設での再生可能エネルギーの利用なども進めています。

1位 Amazon.com

アメリカのワシントン州に本社を置く企業です。ECサイト、Webサービスを担当している企業で、インターネット上の商取引で大きな成功を収めた、一番初めの企業として知られています。

1994年にインターネット書店を開業したことを初めに、現在ではオンラインのマーケットでは欠かせない存在と言えるでしょう。増加する貨物への対応に、自社で開発した専用の貨物機を使用しており、商品管理においても独自のノウハウを活用しています。

経営上でも独特なスタイルを展開しており、IT商品を取り扱うベンダー企業としては、非常に多様性を持った企業だと言われています。最先端のレコメンデーション機能を活用しており、消費者への効率良いアプローチが実現しています。

IT系ベンダーに関する資格一覧

基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

IT関係の企業で働く上で、必要な最低限の知識を証明できるのが「基本情報技術者試験」、その更に上のクラスの知識を証明できるのが「応用情報技術者試験」です。

未経験からITベンダーに挑戦するのであれば前者を、更にキャリアアップを目指すのであれば後者を取得すると良いでしょう。

情報処理技術者試験

ITベンダー企業で、システムエンジニアやプログラマー、セールスなどを担当する場合、情報処理における技術資格を持っていると、働きやすいことが多いです。

特に、国家試験のレベル四を取得していると、非常に難易度が高い資格を持っているということで、キャリアアップにも活かしやすいでしょう。転職を目指す際や、昇進を考える際にも向いています。

プロジェクトマネージャー、システムアナリストなどは、ビッグデータの取り扱いが多いITベンダーにおいては、重宝されやすいです。

アプリケーションエンジニア、ソフトウェア開発技術者、テクニカルエンジニアなども、システムや製品の開発に役立ちやすいです。

情報セキュリティアドミニストレータ、システム監査技術者、システム運用管理エンジニア、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、マイコン応用システムエンジニアなども、情報を的確に処理するポジションではもちろんのこと、販売の際により専門的な知識と技術を持って対応できるため、営業サイドの職種でも活かしやすい資格です。

ITベンダーとSIerの違いは何?

「ITベンダー」と同じようなシーンで使用される「SIer」ですが、しばしばこの二つは明確な違いなく使用されることがあります。

一般的には、ソフトウェアやハードウェアの製造から販売までを担当していたり、パッケージやクラウドの製品導入サービスを行っているのが「ITベンダー」、クライアントの環境に合わせたシステム構築を進めていくのが「SIer」という使い分けをされています。

「SIer」は、クライアントの要件を反映した設計を行い、システムの開発からテスト、導入はもちろん、運用から保守までを行っていると考えると良いでしょう。

技術力を活かした転職で、理想の働き方を実現しよう

ITエンジニアが転職を考えるとき、「年収を下げたくない」、「転職の時間を大きく取れない」、「技術力やスキルを上げたい」といった不安や転職を始められない理由が頭に浮かんでしまいますよね。

TechStars Agent」には、数年エンジニアを経験したサポーターが、あなたのスキルや技術、ポテンシャルを見抜き、希望の労働条件を最大限に叶えられる職場を一緒に探します。

  • 希望年収以上の職場に出会える
  • 技術に熟知したサポーターが一緒に職場を探してくれる
  • 新しい技術・学びたい技術の職場に出会える
あなたもTechStars Agentで、理想の働き方を実現してみませんか?