新卒がすぐ仕事をやめる3つの理由・離職率の高い業種・辞めるベストタイミング

新卒がすぐ仕事をやめてしまう理由

現在、年金も65歳以上への支給や退職に引き上げられ、日本は超高齢化社会です。そんな中、就職して数年で会社を辞めている大学新卒者が、とても多いという現状があります。彼らは、入社して、「自分の思い描いていた会社」と「現実の会社」にギャップを感じてしまっています。いったいどんな理由からでしょうか。新卒が仕事をすぐやめてしまう理由は主に3つです。

①「自分にあわなかった。」

これは、すぐにやめてしまう新卒が言い訳として使う都合のいい言葉です。新卒は、社会を知りません。大学時代にいくらアルバイトをしていたとしても、それは社会人として社会を知るということにはあたりません。あくまでその頃は、「学生」であったからです。親に学費を払ってもらい、一人暮らしをしている人は仕送りをして生活しています。「学生」は、生活費を除いた自分の「娯楽」のために、お金を稼いでいるに過ぎません。「社会人」というのは、「自分で生活をするため」に、お金を稼いでいるのです。そうして働くということが「社会に出る」ということです。社会に出て3年も経ってもいないのに、社会のなにが分かるのでしょうか。その仕事が自分に合うか合わないかが、本当に分かるのでしょうか。その仕事は自分に合わないのではなく、「自分が合わせようと努力していない」のです。今の仕事は自分には合わないと考え、すぐやめてしまう前に、まずは自分の置かれた環境で何をするべきかを考え、行動する必要があります。そうして社会を知っていくのです。

②「自分が思っていた会社と違った。」

就職活動をする学生は、業界研究やインターンシップなどで自分の職業適性をはかります。それらの活動をとおして、自分の将来と向き合うことに時間かけます。そこまでしても、会社というのは、隠れて分からない部分が多くあります。一番多いのが、「退勤時間」の問題です。契約や書面で書いてあった勤務時間から、大幅に変動する場合があります。他にも、「方針や考え方」が違ったという場合もあります。

③「人間関係が上手くいかなかった。」

労働条件だけでなく、人間関係が上手くいかずにストレスを抱える場合もあります。特に、入社して3ヶ月目の新入社員のすぐやめてしまう原因に多いです。はじめは、覚えなくてはならない仕事も多く、ミスも多いです。そのことで上司に怒られ、いざこざしてしまい、精神的にまいってしまいます。それを乗り越える力が足りないというのが、今の若者にあります。

また、過度な理由に、「セクハラ」「パワハラ」があげられます。上司の恋愛関係の強要や仕事を押し付けるいじめなど、あげたらきりがありません。これらに関しては、乗り越える力で解決するという問題ではありません。最悪の場合、死を選ぶケースもあります。これからの人生に左右しますので、相談できる相手に話しましょう。自分だけで抱え込まないことが大切です。

新卒の平均離職率は意外と高い!?(業界別で比較)

*離職率が高い業界*

離職率が高い業界には勤務環境やシステムに原因があります。特に離職率が高いとされている業界の現状をご紹介しましょう。

①ホテル業

  • 賃金が安い
    この業界に関しては、労働のわりに賃金が安いことが大きな原因と考えられます。ホテルのフロントスタッフは外国人観光客を相手にすることも多いため、英語は必須です。さらに、ここ数年で中国人観光客が増加しているので、中国語での対応を求められる場合もあります。また、早く迅速な行動や対応、お客様への気遣いも必要です。ここまでのスキルを備えている人は、なかなかの逸材です。そんな逸材が「自分の能力」、「働く環境」、「それに伴う賃金」がマッチしていないと気づいてしまえば、すぐにやめてしまい、自分がもう少し生かされる業界に移ってしまうのも当然でしょう。また、アルバイトの場合も、高い能力や重労働を求められるので、すぐにやめてしまう人が多いのがこの業界です。

②サービス業

  • 不規則な生活
    業界によって様々ですが、シーズンによって顧客の変動があり、忙しさにムラがあります。そのため、労働時間や休暇も不規則になりがちです。特に百貨店や飲食店では、年末シーズンやお正月に関しては、時間外労働も多いです。企業によっては週休2日を繁忙期は守れず、ハードな勤務体制を強要せれることもしばしばあります。正社員のみならず、パートやアルバイトにも出勤要請をする企業もあるくらいです。

昇格が難しく、将来性がない。
転職しないと位が上がりにくいことも多くあります。位の高いポストの枠も狭いことが多いです。昇格し、給与があがることで、自分の成長が目に見えたら、仕事をする目標にもなり、やる気やモチベーションもあがります。長く勤め、スキルが向上しても自分の環境が特に変わらなかったら、働く気力もなくなるでしょう。人間は、ありふれた毎日が続くと、何のために行動しているのか、分からなくなります。「自分は何のために働いているのか」「何を目標に働けばいいのか」と思ってしまいます。そう感じてしまえば、転職を考えるのも当然のことでしょう。

*離職率の低い業界*

新卒は会社をすぐにやめてしまうという現状がある一方で、辞めずに続けている新卒が多い業界もあります。

①電気・ガス・熱供給・水道業

これらの業界は、研修制度が定着しています。長い目時間をかけて面倒をみるので、労働環境に文句を言う人が少ないです。研修を多く積み重ねることで、人材の育成をはぐくんでいます。そういった制度から、人間関係も安定しやすい傾向にあり、すぐにやめてしまう人も少ないです。新卒に向いている業界といってもよいでしょう。

②鉱物業

この業界は給与が高いです。国際石油開発帝石や日本海洋掘削、三井松島産業や日鉄鉱業があげられます。海外に行き、より高度な仕事を行えば、さらに給与があがる可能性もあります。

③製造業

電気・ガス・熱供給・水道業と同様に、人を育てる環境がすでにあります。また、大卒だけでなく、中卒者や高卒者が多いのがこの業界です。手に職をつけ、それで生きていく人たちもいます。この時代、中卒者や高卒者が1度会社を離れてしまえば、転職は難しいです。今の業界から離れることができないというのも高い定職率の理由にあたります。

新卒の離職率が高い業界ランキング

平成25年3月大学新卒者の1年目の離職率を計算し、特に離職率に高かった業界をもとに原因を調べてみました。(厚生労働省 平成28年6月集計)http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11650000-Shokugyouanteikyokuhakenyukiroudoutaisakubu/0000140613.pdf

5位 学術研究、専門・技術サービス業 (13.38%)

学術研究に関しては、その必要性によって、給付金があまりもらえない場合があります。数学の研究をしている学者が、中学高校の数学の教員になっているというのはよく聞く話です。

4位 小売業(14.52%)

この業界に関しては、「激務」というのが一番の原因でしょう。給与は安く、時間も朝早くから、夜遅くまでという場合が多いです。そして、「流行り廃りがある」というのも原因に挙げられるでしょう。新しい商品がでれば、古い商品がいらなくなる場合もあります。その需要がなくなってしまえば、その企業は低迷や倒産してしまう可能性も少なくはありません。安定性にかけるという点にも原因があります。

3位 不動産・物品(16.19%)

この業界は実力・成果主義です。不動産においては、勉強や感を通して確実に利益をあげる必要があります。物品においては、営業能力がなければ売れません。実力が全ての社会となります。能力がなければ、この業界で生きていくのは難しいでしょう。

2位 宿泊・サービス業(21.46%)

先ほども説明致しましたが、ホテル業界の主な原因は賃金と労力や能力があっていないことです。サービス業は、不規則な勤務環境に原因があります。

1位 生活・サービス業(22.4%)

生活に電気やガスほどは必要とされていない業界のことをさします。人々の日常に安らぎを与えるサービス業です。美容院やエステサロン関連のお店などがこれにあたります。個人経営や、若い世代が多いということから、将来的に続けていくのは難しい場合もあります。

新卒が会社を辞めるベストなタイミング

新卒が会社を辞めるベストなタイミングというのは、ある時期が必ずその人にあてはまるとは限りません。おかれている状況よって様々でしょう。精神的にすぐにやめたほうがいい場合もありますし、3年ぐらいつづけて自分がその仕事が転職だと気づく場合もあります。強いて言うのであれば、多くの人があてはまる時期があります。それは「1年」です。会社は、四季を通して働くと、会社のイベント、繁忙期はいつか、自分の休暇がどのくらいかが、正確に分かります。リズムやサイクルを知ることができるのです。ただ、それは状況によってさまざまなので、時期に関わらず、将来をよく考えて辞めることをおすすめします。

さいごに

いかかでしたでしょうか。新卒がすぐにやめてしまう原因には、「労働環境」と「新卒の社会への無知さ」にありました。日本は超高齢化社会で、全員が働いてもこの先社会がまわるかどうかと言われているくらいの危機的状況です。新卒者に社会において大切な知識を与え、仕事を続けられるような環境づくりが必要となってきます。ひとりでも多くの人が、長く仕事を続けられるようになることを願っています。

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